朧月夜と春の海

本の記録 学習ノート おもしろかった事 その他   

2018/10/1~10/15

10/1 淡い陽と苛立ちしずめる秋の蝶

10/2 ビルを縫い町を染めゆく秋夕焼

10/3 ざっくりと束でいけられた秋桜

10/4 物陰でひそかに祝う水引草

10/5 神社前はっぴの子供集う秋

10/6 ゴウゴウとそれる台風木揺する

10/7 諦めた本の出てくる冬用意

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10/8   この日に映画『嫌な女』ラストまで    

10/9   肌寒に手を止めて見るカレンダー 

10/10 軍手して夕刻までに栗を剥く 

10/11 溶けかけのかき氷色秋の暮

10/12 長月に雑誌買おうとまわり道

10/13 渋抜きの柿選り分けて急ぎ喰う

10/14 葉の先へみなぶら下げる露の玉

10/15 まとまって送られたきた夜寒かな

2018/5/26 東京 ZeppTokyo 

 今回の旅は東京、 日光です。

  岡村靖幸のライブに行こうと思ったからです。その存在を知ったのは、まだ中学生の頃で、その頃夢中で読んでいた『僕の地球を守って』という漫画の枠外にある作者の欄に最近よく聴く曲にあげられていて、何巻も続いていたマンガだから何冊もあるのに、幾度かの断捨離を越えて一冊だけ残していた巻を最近何気なく読み返したら載っていました。そういう感性の鋭い大人の女の人とかが好きになるようなミュージシャンなんだろうと思っていた気がします。

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 上野公園 野口英世像です。f:id:oborodukiyo22:20180526101505j:plain

 なんだか大変な訳のわからない頃があって、それは目で見える大変ではなくて、その頃の事を私はミレニアム版幻魔大戦と呼んでいるのですか、私の遭遇した大変と、他の人の大変はおなじではないかもしれないけれど、もしかしたらこの人はそれに関わった人の一人ではないかと思っていて、すごく大変だったのではないかと思っていたのです。 

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 今もそれらはなくなっているわけではないのかもしれないけれど、子供の頃はなかったのは何かの守護があったのかもしれないけれど、地獄の窯が前より閉じたのかもしれないし、今はそういうことはほとんどなくて、前よりは無防備に攻撃を受けなくてすむように何らかの対策ができるようになったのか、忠実なるモグロフクゾウ氏に似た存在が返品してくれているのか、別のターゲットに移ったのかはわからないけれど。

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 日野原重明いわく、命とは君たちが持っている時間である。 

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 としたら、現実で聴けるのは生きている間だと、この事はする事リストの優先順位上の方の出来事であるようでした。 

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 到着して、朝食を食べながら、予定をたてます。

 家でテレビを見ていたときに、ちょうど美術館情報が紹介されていて見返り美人に会える最終の週末だったので行ってみようと思っていました。

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 もとの絵は群衆を描いていて、そのなかで、ライバル同士の人気のアイドルグループが町ですれ違った瞬間かもしれないと、実在する名前をあげて推測していて、なるほどリアリティーがあるなあと興味を持っていました。

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 上野まで行きます。賑やかでパンダのぬいぐるみが時折目に入ります。動物園も行ってみたいのですが、今回は時間的にパスします。さつき展が噴水そばでされていました。f:id:oborodukiyo22:20180526133544j:plain

 東京国立博物館 平成館での『名作誕生 つながる日本美術展』へ。仏像 雪舟 伊藤若冲と名作の数々がならび、人物をつなぐという会場で菱川師宣の『見返り美人』の展示がありました。京都 洛中洛外図 舟木本  伝 岩佐又兵衛筆にある湯女図の構図から、見返り美人につながっていったのかもしれず、当時の流行最先端のファッションをしているそうです。

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 本館へ。現在は青森県から出土の縄文 遮光器土偶が展示されています。前1000から前400年だそうです。大抵の人は思うだろう「これは絶対宇宙人だよね。」と、そう思っていた時に、そう言って見ていった人たちが通り過ぎました。

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 体験コーナーで観光らしい外国人の男の子が筆で団扇に漢字を書いていましたが、同世代の日本人と同じくらい上手でした。日本美術見所満載です。

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 お昼も過ぎて、いい加減くたびれてきて、どうしようかと思っていた時に、埴輪の企画展示があり、再び復活です。

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なんとなくユーモラスで古墳時代から既にかわいい文化、あるいはゆるキャラは生まれていたということでしょうか。

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 上野公園を歩きます。清水観音堂へ。

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 お参りをして、おみくじを引きます。

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 月の松です。『浮世絵にも描かれていた江戸の風景を復活させるため、平成24年(2012)12月に復元されました。清水堂の舞台から見下ろした月の松には近江の竹生島宝厳寺に見立てて建立された不忍池辯天堂と参拝の賑わいを望む事ができます。(台東文化ガイドブックより)』

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 今回の旅は、江戸もテーマにあるように思いました。

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 これから渋谷駅に行く予定です。『米津玄師「Lemon」史上最速100万DL突破を記念した看板が渋谷駅に』(2018/5/18)というニュースを知り、見に行こうと思ったのです。

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『ROCKIN'ON JAPAN 2017年11月号』で表紙になっているのを読んでからいつか聞いてみようと、ようやく2018年4月ぐらいに『BOOTLEG』からちゃんと聞き始め、作者を知らずにいくつかの曲を聴いていたようですが、「Lemon」がドラマ『アンナチュラル』の主題歌になり、あれよあれよというまにMVの再生回数が増えていき、驚きました。

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 西郷隆盛像です。大河ドラマで『西郷どん(せごどん)』がされています。

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 地下鉄に乗っていたとき、座ってからぬれているのかと手で触って確認してしまったくらい冷房が効いていたようです。なぜこんな些細なことでということで怯んだり、不安になったりするときがあるのですが、この時そういう気持ちになっていて、たまたま目にはいった乗客のキーホルダーが「ゆうき」という文字で、必要なメッセージを送られたように思いました。

  降りてから、お腹を壊していました。トイレを探し、エレベーターはなかなか降りてこず、長い行列が出来ていたのですが何とか間に合い助かりました。 

ハチ公前へ。f:id:oborodukiyo22:20180526155943j:plain

 ハチ公の記念写真を撮っている人達がいます。外国人も多いです。駅からも見えていましたが、近くまで来て記念写真を撮りました。

 なんだか、『星の王子さま』みたいだねえと思います。むかーし子供の頃に読んだことはあるのだろうけれど、絵がかわいいなぁと思って今でも好きだけれど、話の内容は、その頃にはよく理解できなかったのか、すっかり忘れていて、しばらく前にそれから他の人の感想などを読む機会がある時に、星の王子さまが、大事にしていた一つの花があるんだけど、地球に来てみたらそれは薔薇という種類の花とわかって、もっときれいで素敵な薔薇が沢山あることを知ったんだけど、でもやっぱりその花がいいように思い、あるとき狐に、はあはあ、ああなるほどそれはね愛情をかけてきたからですよというようなことを教えられたというようなことが文学的に書かれているのだろうと今のところ思っています。もしかしたら違う内容かもしれないけれど。翻訳者が違う、子供向けを意識したのではない種類の本を、この前購入したので読み返そうと思っています。

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 お腹の具合は、幸いなことに大丈夫です。十分間に合う時間があったと思うのですが、なぜかZepp Tokyoへ向かう時に、魔が差したように方向を間違うことが積み重なり、到着が遅れてしまいました。まだ明るい、空いているゆりかもめの車窓からレインボーブリッジが見えてきます。

 台場線夕焼摩天楼橋見えて昨日のような映画のセリフ

『2018 スプリングツアー 「マキャベリン」』Zepp Tokyo へ。

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 扉を開けた途端すごい熱気です。

 過去の曲も最近の曲も、私にとっては新しく新鮮でした。サックスとの共演もあってすごかったです。

 

 あっという間でした。

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セットリスト 

ステップ UP↑
ステップアップLOVE
Dog Days
どぉなっちゃってんだよ
Lesson/一青窈

青年14歳
ぶーしゃかLOOP
愛の才能/川本真琴
できるだけ純情でいたい
ヘアー
忘らんないよ
彼氏になって優しくなって
Out of Blue
あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
だいすき

アンコール #1
Superstition/stevie wonder
どんなことをして欲しいの僕に
Punch↑
祈りの季節
SUPER GIRL
アンコール #2

アコギ弾き語り
 Zeppベイベ

 ワインレッドの心/安全地帯
卒業写真/荒井由美(エレピ弾き語り)
All In Love Is Fair/stevie wonder
友人のふり
愛はおしゃれじゃない/岡村靖幸w小出祐介
ビバナミダ

2018/9/16~9/30

9/16 森林浴かねて歩く葡萄狩

9/17 鏡見て雑誌の入り抜き試す秋

9/18 歩けども鳴きやまぬまま虫時雨

9/19 予定は変更秋刀魚とごはん

9/20 秋彼岸今さら寂しさ増すと聞く

9/21 玉蜀黍茹でられ一粒づつ取る

9/22 コンクリの上で動かぬちびバッタ

9/23 玉すだれ咲くは温度か並ぶ朝

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9/24 本整理地層のような部屋の秋

9/25 収穫の調理で変わる甘藷

9/26 特大の芋虫渡るアスファルト

9/27 日向出て目を奪う赤曼珠沙華

9/28 ゆで栗を無心で食べるあと3つ

9/29 本の地層減りゆく秋の土曜日

9/30 空見上げ予定通り台風圏

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2018/3/11 四天王寺 大阪城

  翌日です。この日も良い天気です。 f:id:oborodukiyo22:20180311104754j:plain

 気候が心配でしたが、寒さ対策をしていてよかったという感じです。

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 この日は四天王寺へ。予定はきっちり立てていなかったのですが、ガイドブックを眺めていて、今回はここは行こうと思っていた場所です。元三大師堂からお参りします。地蔵堂です。

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五重塔です。

 

昨日のセットリストです。

  1. Anthem
  2. 徒然モノクローム
  3. Sugar!!
  4. 熊の惑星
  5. スワン
  6. Gum
  7. かくれんぼ
  8. 春の雪
  9. 電光石火
  10. 炎の舞
  11. Splash!!
  12. LIFE

13.カンヌの休日

  1. バタアシParty Night
  2. SUPER!!
  3. Surfer King
  4. 夜明けのBEAT

<アンコール>

  1. 1/365
  2. STAR

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 この日からしばらくして、結婚の報道がありました。おめでとうございます。 

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 お相手の人は、どのような人だろうと、星占いを検索していたら、玉の輿に乗る人と書かれているブログがありました。

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玉の輿に乗らなくても、昔、『有閑倶楽部』の漫画で、乗らなくても自分で作れるのではないかというようなセリフを読んだ記憶があるのですが、そういう人であるようにも思いました。

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 龍の井戸です。

でも、以前サビアンを見ていた時に、女性を表す金星や月が、やけにキラキラしたやさしい波長の人だなあと思った記憶があるので、巡り合った女性はそういう人なのだろうと思うし、そういう人との結婚ということはやっぱり、玉の輿であるようにも思いました。 

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 お祝いにふさわしい曲があるなと思って、それを聞いていたのですが、それだとちょっと違う気分だったので、熊谷幸子の『Good Morning Funny Girl』のアルバムと服部祐民子の『アドバルーン』のアルバムを引っ張り出してきて聴いていました。

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 ここにも一人、ロスになった人がいますよアピールです。昔好きでよく聞いていたのですが、今聞いてもいい曲でした。

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 丸池です。

 四天王寺のまだ新しい五重塔に登ります。 

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 亀の池です。

 隣のお堂に入ると大勢の人が並んでいて、何をしているのだろうと、門の近くの受付で尋ねると、舎利出で、こちらでも供養をしていただけるようでした。

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 この前から、よくわからないなりに、縁のあるときはそういうことをした方がいいのだろうかと思い、受付ぎりぎりでしたが最後の組でしていただきます。また来る機会があれば、もう少し早い時間に来て、お舎利を頭に頂きたいです。そういう習慣があるのか周りの人たちは熱心に供養されています。

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  六時堂と石舞台です。

 この日は311日です。『クロニクル』のLaid Backを思い浮かべます。 

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  占星術の本を読み返していて、幼い子供の認識?できる未来はへぇそんなに短いのかと、驚いた。確かに子供の頃の五才差は大きいし、何年も前、私より若いけれど、成人はしている作家さんで、すごく頭がよいと思うけれど、それでもやっぱり見えないベールみたいなものがあって、その年齢を過ぎないとわからなかったこと違う感じ方になることがあるんだと思ったことがあります。 

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 本質的なことは変わらなくても。小学生ぐらいのときの課題で、身近な大人や祖父母などに戦争体験について聞いたり調べることというようなのがあったと思う。その頃にはすでに遠い昔の出来事のように思っていましたが、最近、戦没者の供養や慰霊碑があると、そんなに昔ではなかったと感じようになっていました。子供の頃、いやらしい卑猥な昭和な感じのお姉さんの写真だと思っていたのが、じかんがたち偶然同じ写真を見て、随分幼い顔にこってり厚化粧しているなあと感じたり。  

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 桜が咲いています。

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動く気配があり、目白が来ていました。 

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 亀井堂へ行きます。お経木流しをします。どうすればいいか知らずに忘れたままにならなくてよかったです。牛王尊があり、案内をしながら動物の供養の日本最古であるというような説明をしているのが聞こえてきました。  

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 宝物館の前から、太子奥殿です。

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 『四天王寺のお話 四天王寺が創建されたのは、いまから1400余年前の推古元年(593年)。聖徳太子鎮護国家衆生救済のため仏教の守護神である四天王(持国天増長天広目天多聞天)を安置して建てたと伝えられる。』

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 宝物殿に行きます。平成30年春季名宝展 企画展「地より湧出した難波の大伽藍-四天王寺の考古学-」がされています。『2016年度より行われてきた2000点超の出土瓦の再調査の中間報告を兼ね、飛鳥から平安時代初期までの考古資料が紹介されます。館蔵の境内出土瓦290点と、講堂跡で出土した金銅製風鐸や和同開珎、奈良二彩陶器などは重要文化財に指定されており、それらは単に四天王寺の歴史だけでなく、孝徳朝の難波遷都に始まり、聖武朝の難波宮再建、桓武朝の平安京造都と、都城整備に深く関わった歴史を物語ります。四天王寺が今日まで文化と信仰の中心となり続けた、歴史を紐解く企画展となっています。』f:id:oborodukiyo22:20180311140257j:plain

仁王門です。

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 太子殿です。

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 南無阿弥陀佛の幟です。

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 旗の文字の書体が大工道具です。

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 いろんな宗派が同じ場所にあります。

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 講堂では、玄奘三蔵の事跡の壁画を見ることもできます。 

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 造幣局です。  

 地下鉄で移動し改装中で入れないけどいつかいってみようと思った美術館とまだ咲いてない桜並木の側を通って大阪城まで歩きます。f:id:oborodukiyo22:20180311152929j:plain

  大川です。

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 はるかすのミニチュアの街入る春   f:id:oborodukiyo22:20180311154650j:plain

 藤田美術館です。『玄奘三蔵絵』鎌倉時代作の絵巻物の国宝があるそうです。

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  大阪城が近づいてきました。

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 猛禽類を飼育しているらしい人が、鷹やフクロウ?を連れてきていました。

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 かわいいです。

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 お肉をあげています。

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 現在の大阪城は1997年に大改修されたあとの姿だそうです。

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 実のところ私は豊臣秀吉があまり好きではないのですが、それは子供の頃に歴史の本を読んでいて、茶々の結婚の話が載っていて、やっぱり同性の運命は気になるから、かわいそうだなぁと思って。

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仕方がないのかもしれないし、幸運なことだと思った人もいるかもしれないけれと、なんか違うと思って、それから月日がたったけれどやっぱりおんなじように感じていて。

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 天守閣内は歴史資料館になっています。以前、旧陸軍第四師団司令部だった建物は、旧大阪市立博物館になり、現在はミライザ大阪城というショップとレストランになっていました。

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 そういう思いを持っていたのにも関わらず、神社で引いたおみくじの結果は悪くなくて、銅像からも嫌な感じは受けなくて清浄な気配でした。

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 豊国神社です。

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 彫刻家中村普也作の豊臣秀吉像です。

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 御神籤は第七番 吉。

『朝夕に歩みをはこぶものなればねがわずとても我はまもらん

 遠くにあっても神様は人の真心をご存じですので、朝晩神様にお参りするつもりで感謝の気持ちを持って拝んでおりますと、必ずお恵みをくださることでございます。』

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 多門櫓です。『多聞とは松永久秀の居城「多聞城」の建物に由来する様式名。』

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 千貫櫓が見えています。『名称は石山本願寺を攻めた信長軍がこの付近にあった櫓を攻めあぐね、「千貫文を出しても奪いたい」といわれたことに由来するという。』

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 生国魂神社の御旅所跡です。

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 こちらも来ることができて良かったです。

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 日暮近くなり、ひんやりしてきます。

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 鵲森宮です。聖徳太子のお作りになった神社で元の四天王寺とも言われているそうです。食事をして戻ろうと思い、寄り道していたら偶然訪れたので、何となくつながっている気がします。

創建 崇峻天皇二年(589年)

祭神 用明天皇、穴穂部間人皇后、聖徳太子

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 五幸稲荷社は宇賀御魂命を祀る日本唯一の稲荷社との由緒書があります。

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  井戸があります。

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聖徳太子ゆかりの亀井水です。

『鵲橋の話 

鵲森宮の境内には、大伴家持(おおとものやかもち)の歌碑があります。

   鵲之かささぎの 渡瀬瑠橋迩わたせるはしに  置久霜乃おくしもの    
   白気乎見者しろきをみれば 夜曽更仁来よぞふけにける 

 という『小倉おぐ百人集』で有名な歌です。出典は『家持集やかもちしゅう』です。』

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  それから、また時間が経ち、2018年5月頃に、『鬼太郎のみた玉砕』のテレビドラマをネットで見ました。子供の頃、『のんのんばあとオレ』という水木しげるの少年時代のエッセイが原作のテレビ番組を楽しみに見ていたのですが、『鬼太郎のみた玉砕〜水木しげるの戦争〜』(2007年)も印象に残っていていました。そのドラマの最後の方で、同じ軍隊の亡くなった人たちが現われる場面があるのですが、その時に、丸山(水木しげるの分身)が26年ぶりにラバウルに行ったとき笑い出し、当時丸山をいびっていた上官に、なぜその時笑ったのか問い詰められて、その時絞り出した答えが、「自分でもわかりません」「自分が元気で生きているのがゆかいでうれしゅうて」と伝えていました。その後のシーンは良い終り方でじんわりします。 

 それで、このとき、行きがけの船から降りたとき、なんだかこみ上げてきた笑いは、その時と同じような種類のものだったのかもしれないと思いました。

2018/03/10 難波

  今回は大阪でのフジファブリックのライブに行きます。 

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 何から書こうかな。その日から今まで沢山時間があったので考えたことは随分あったんだけど。 

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 私がフジファブリックの曲をちゃんと聞いたのは2017年ぐらいで、それまでも『モテキ』で耳にしていたり、いくつかの映像と曲は聞いたことがあって、今時の若い人達に人気のある曲なんだろうと思っていたと思います。

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 2016年の年末ごろに、それまでYouTubeで気になっていた斉藤和義の歌う『地平線を越えて』を聴きたくなって、DVDを購入し、そのとき作った人達のも聴いてみようと思ったのがきっかけです。

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 それから延々と聴き続けて日記を拾い読みして楽器ごとに聴いてみて、少しずつ時期が離れて他のアルバムも聞いて『クロニクル』も聞いて、また戻って聞いていました。 

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 はじめにあれっ!?ておもってちゃんと聞いてみたときに思ったのは、まいったなあ、ロックオンて感じ、なんかつかまってしまったかもしれないっていう意味も含めて。f:id:oborodukiyo22:20180310093030j:plain

 とても伝えたいことがあって心残りだったのか、それまでも偶然やなんだか不思議なことが起こっていたのかも知れなくてもはっきりとわかってなかったことがつながっていったような、霊界通信で夢で見たこともその時は分からなかったけど、もしかしたらということがつながっていって。2017年の2月3月ぐらいです。

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  夢の内容は、びっくりしないように、ショックを受けないように、なるべく辛い思いをしないとよいなあ、笑みがうかぶようなと思っているような、やさしいのだろうなと思うようなおかしな人だなあというような内容です。 

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 やさしいということならフジファブリックみんなそうなんだろうと思いますが。 

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でもなんだか順序が逆じゃないかと思う。

2018年の9月30日に『オッドトーマスの予知夢』を読み終わって「何事にもしかるべきときがある」としても。『霊感』は、読むと会えるような気がして好きだな。この時持っていった本は、『 救済』でした。

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  色々気になっていたホロスコープを眺めて、それでなにかわかるわけじゃないけど、私にとってフジファブリックの音楽の効果は、その一つは「思考が健康的になります」という占いの言葉に頷きます。

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 些細なでも日常で起きるギャップ?流れていく見えない切り傷をつくるようなことに遭遇したときに、『ファンシィダンス』でマソホさんに気にするなよって聞こえる時のような。

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 翌朝は晴れです。

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 フェリーターミナルの通路で、下船する前にお手洗いで、近くにいた部活の遠征ではないかと思われる学生らしきひとが私を見かけて、ついてないなあというようなことを隣の人に言っていたのを思いだし、同じ舟に乗っていたのだから、同郷の人なのではないかと思うけれどその事を思い出して、『クワイエットルームにようこそ』のラストのシーンの主人公のように、なんだか笑いがこみ上げてきて軽快な気分で歩いていました。

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 生国魂神社へ行きます。大阪の総鎮守であり、2700年ほど前 神武天皇が生島神(いくしまのかみ)足島神(たるあしのかみ)を祀ったのが創建だそうです。

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 お参りをして、摂末社に行きます。お稲荷さんがあります。お百度まいりというのが、生々しいです。お稲荷さんは、地元にはほとんどなくてあまりなじみがないのですが、ご利益がありそうです。

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 旅の挨拶や安全、あれやこれや祈ります。

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  Dr.コパの風水術の本を、現実にそった知恵や自分にもできそうな開運の具体的な行動や方法が載っていて、時々思い出したように眺めるのですが、あるとき、2011年ぐらいに「お悩み相談は人より神さま」というような風水縁起に特に惹かれて、自分では対処できそうもない問題が山積みのように思えて、どうしようもないように思えるときはそれから、神社に前より良くいくようになったように思います。

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 おみくじを引きます。「凶吉向(きょうきちにむかう)」という初めて見る種類のおみくじを引きました。

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  本殿です。

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 時間はかかることもあるようですが、報われるようなよい内容でした。

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 こちらの狛犬は、角のある狛犬です。お参りを終えて、あべのハルカスへ行きます。

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地下鉄の案内に沿って出たところからの景色です。

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建物の屋上、はるかす300展望台 地上300メートルへ。

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高いです。天気に恵まれ、大変見晴らしが良いです。「晴るかす。 それは「晴れ晴れとさせる」を意味する古語。」と紹介があります。

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下がガラス張りになっている個所があり、大丈夫と分かっていても踏むのは怖いです。明日行こうと思っている天王寺もよく見えています。f:id:oborodukiyo22:20180310121925j:plain

「EDGE THE HARUKAS(エッジ・ザ・ハルカス)」というアトラクションがあることを知ります。「地上300mのビル最頂端部となる外周ガラスの上部に新設した、 幅約60㎝、長さ20mのデッキの上を、命綱を装着して歩き、スリルを味わうアトラクションです。 このようなアトラクションは日本初となります。超高層ビルから真下をのぞくことができるぎりぎりの場所に 身⼀つで⽴ち、さえぎるものが何もない状態で360度の絶景と、はるか眼下に広がる街並みを全身で体感いただけます。」

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2018年3月7日より始まったようです。

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 時間が早いため、予約なしで参加できそうなのですが、意外に自分は高所恐怖症だということに大観覧車に乗った時に気付いたので、前もって相当覚悟を固めてでないと当日の思い付きでアトラクションを体験してみることは無理でした。参加している人に手を振ります。イナバウワーすごいです。

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 タワー兄弟が見えます。

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天空庭園でパインアメソフトクリームを食べました。f:id:oborodukiyo22:20180310123429j:plain

 あべのハルカス美術館東郷青児展を鑑賞します。教科書か、画集かなんで見たのか忘れたけれど、『超現実派の散歩』もあります。f:id:oborodukiyo22:20180310123448j:plain

 「青児のことば   僕はサンティマンタリズムを、ほかの人ほど軽蔑しない。絵をかく動機が、サンティマンによって発火されることが縷々あるのだ。(中略)僕は甘いトロケルような絵が描いてみたい。しかしそれが純粋でなかったら、それこそ鼻持ちがならないに違いない。」

 美術展のポスターの ―青児美人のできるまで とある女性の絵の数々と『超現実派の散歩』の絵の作者が、同一人物であると結びついていませんでした。

生誕120年 東郷青児展 夢と現(うつつ)の女たち
 
 進んでいき、展示の最後のほうで二人連れのご婦人方の後ろにいた時に「やっぱり男の人ってねぇ」と聞こえてきて、「ねえ」と私も心の中で言葉をかえしていました。モデルになった女性のヌード写真が展示されていましたが、時代を感じませんでした。
 

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 でも、考えてみれば、生誕120年で、激動の世界対戦や物資不足の時代も変わらず、真の芸術を伝えたいと自分の美の世界を保ちつづけたということはそういうことを意識することなく作品を鑑賞していたということが偉大な事だったのかもしれないと思いました。

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 なんばHatchへ道に迷うといけないので場所を確認しようかと思っていたのですが、そのまま一旦、宿へ行きます。案外迷わずに到着できました。

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そんなこんなで、現実には知らないのに、その頃にはすっかりよく知っている人達のような気になって、会場へ。後ろの方にいました。楽しかったです。

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 フジファブリックのメンバーの出身地の紹介の時、それぞれバラバラですが、大阪出身と認識されてないのじゃないかと、話していました。ふーむ。出身地は知っているが、そのなかでは唯一琵琶湖の水で育った琵琶湖の民ではないだろうかと思っていました。

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券確認黒としましま春の服  

この日の俳句です。

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 サポートドラマー・玉田豊夢 軽やかに楽しそうに演奏していました。

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瀬戸内海の方向です。

以前、大分の「KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2013-2014 "斉藤 & 和義"」以来、親しみをもって、あ、豊夢くんだ、とメディア等で見聞きする機会があると思っています。

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あまり、そういうタイプではないと思いますが、ごくたまに邦楽のロックの雑誌を読みます。(ニルヴァーナの特集があるときは、洋楽も日本版のを読みます。)

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それで、2001年ごろに、集中して読んでいた時期があって、その時にそのころの写真を見ていたのではないかと思うのですが、探せば発掘できると思うのですが。。

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 なかなか得体のしれない闇鍋というか、未知の可能性の集団というか、そういう感じの、たぶん今よりだいぶ尖がって。

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 2018年から、時々朝のNHKの俳句の番組を視聴するのですが、瀬戸内寂聴に、現在のかつてより、より大変になっているような時代に生きる若者はどうすればよいかを尋ねた時があり、回答はいつの時代も若者に必要なのは恋と革命で、そういうのがあればいいんですよというようなことだったのですが、今は余裕や洗練が占める部分は、そのころはそれらのエネルギーがより高かったんだろうという感じで、でも音楽は美しくと思われるそのころの演奏も実際に聞いてみたかったと思いました。

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 もっとも、当時の私はかろうじて形を保ってはいるものの、崩壊寸前だったので、頭では理解できても、現実では何も受け取れず外側を流れていくだけになったかもしれません。

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ドロシー・ギルマンの『一人で生きる勇気』を数日前に手に取ってぱらぱらと読み返し、孤独について書かれた章があり「むずかしい問題には一人で立ち向かわなければならないとか、特別な経験は―残念なことだか―、けっして人と分かち合うことができないとかいうことがわかったときに感じる孤独感である。」という箇所が開き、ずいぶん後になってから、もしかしたら、フジファブリックの人達は、同じ場所を通ったかもしれないと思いました。

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帰るときは、迷いました。

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  夜景がきれいだなーと寄り道したら、方角がわからなくなったのと、ついてから、出る場所の番号を間違えて、夜になり景色も見覚えがなくて。戻って、たどり着けました。

2018/9/1~9/15

9/1 震災忌南海トラフのシュミレーション

9/2 雲の峰膨らみ崩れ灰の色

9/3 テーブルの葡萄季節の流れ知る

9/4 予報より台風そっと過ぎた土地

9/5 秋冷に読みかけの本重ねゆく

9/6 排水溝一声蟋蟀車輪下

9/7 北海道ふゆ支度いる震災

9/8 くたびれてだらりと伸びて秋扇

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9/9   肌寒や豪雨にこもる日曜日

9/10 新月にまずは火星双眼鏡

9/11 つっかけで夕暮警戒秋の蚊

9/12 入れ直しパンク確定秋曇

9/13 手動式ラジオ確かめる秋の夜

9/14 三連休2回連続前日

9/15 映画館乱歩思い出す古代ザメ

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2018/8/16~8/31

8/16 珍しく深夜猫鳴く翌朝に何があったか別猫のケガ

8/17 晩涼にしばし佇む窓辺かな

8/18 背高の百合窓の外花ひらく

8/19 あれもいる亀からペガサス浮くプール

8/20 惜しみつつ造り方は知る甘酒

8/21 川下の見通す先の夕焼空

8/22 白秋の強風の中伸びる虹

8/23 台風接近今日も虹鳥越える

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8/24 炎熱や蚊の出現なき二ヶ月

8/25 大阪城月に思い出し笑い

8/26 夏の果咲く花辿る植物園

8/27 新造船フェリーを降りる夏の潮

8/28 月涼し火星と励むダイエット

8/29 霍乱の寝不足残し荷片付け

8/30 はじまったもんじゅ廃炉夏終る

8/31 天辺のアサガオ気まぐれ別の色

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2018/8/1~8/15

8/1 撮り忘れ最大火星八月に

8/2 同じ場に日毎に増える蝉の殻

8/3 作る年忘れる梅酒移し替え

8/4 鳥落とすユリ丈越えてつく蕾

8/5 刺さるトゲ打揚花火と薄れゆく

8/6 原爆忌テレビ離れて黙禱す

8/7 白秋に足踏み入れる交差点

8/8 コースターようやく夏に取り替える

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8/9   足ツボの痛み胃の辺り?夏の夜

8/10 洗い物終えてスイカの一休み

8/11 蓮写す人を見かける墓参

8/12 甲子園風に押されるボール追う

8/13 浮き立って妙に明るい盆の朝

8/14 夏痩せに無縁健診結果読む

8/15 口コミの映画満席夏旺ん

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2018/7/16~7/31

7/16 夏旺ん背中のはりを湯で癒す

7/17 雨上がりの獲物か蟻の列

7/18 片手では折れそうもない日輪草

7/19 睡眠負債抱え続く短夜

7/20 塩素におい郷愁さそうプールかな

7/21 レース中朝顔の蔓二階まで

7/22 風待月連想広げる漢字

7/23 熱帯夜二段重ねの高気圧

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7/24 炎天下オリンピックは二年後に

7/25 左右に木突如爆音蝉時雨

7/26 並ぶ曲リクエスト絞る夏の夜

7/27 目の隅に西日捉えるガラス窓

7/28 大き目のろうそくに変える庭花火

7/29 駆け抜ける逆走台風日曜日

7/30 見えぬけど思い直して夏祓

7/31 最接近火星みようと氷水 

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2018/7/1~7/15

7/1    黄と紅のサーカスのよな粉白花

7/2    高い湿度打ちつける音簾巻く

7/3    二度目起き午前三時のサッカー戦

      二度寝してまたニュース聞く朝

7/4    アイスクリーム見たことないとつられ買う

7/5    ふくらんだブルーベリー摘む五月闇

7/6    天気予報警戒色で出水川

7/7    忘れた頃の豪雨ではじまる夏の朝

7/8    日が射して露草きらり雨上がる

7/9    回転灯増水の川夏の山

7/10  まれにみる豪雨と共に梅雨明ける

7/11  一斉に回り始める風車

   スポイルされた時間夢見る幻想

   JK?タメじゃないから御勘弁

    『サニー』するのか女の友情

7/12 蝉の声以前と種類入れ替わる

7/13 町明り反転映す田水張る

7/14 連れだって赤い帯ゆれ女の子

7/15 僅かになる緑陰探す昼下がり

   他よりもわかりやすいと聞いてなお

    感想保留『パンク侍』 

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2018/6/16〜6/30

6/16 ワールドカップ寝不足人口増える夏

6/17 食べ終えてくつろいだ猫夕端居

6/18 月見草雨乞う覗色の暮れ

6/19 玉蜀黍三段重ピラミッド

6/20 待機する月見草の咲く瞬間

6/21 先週より雲に負けじと湧く四葩

6/22 夏燕見掛けて安堵巣が移動

6/23 折れ曲がり空が広がる田植かな

6/24 気が付けば風の通りで午睡かな

6/25 梅雨晴間隅まで拭い取った空

6/26 挿し木に水のちの遅れて五月雨

6/27 湿気乗せ青すじ揚羽ゆらゆらと

6/28 白南風に動かぬ明り宵の星

6/29 六月のホール響く音ミッフィー

    口元になり電飾を追う

6/30 ぶつかってかなぶん夜の訪問者

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2018/6/1~6/15

6/1   あいまいな数値の量り衣更

6/2   超極薄針先のようなめだか

6/3   赤い実につられて見つかるカエルかな

6/4   梅雨曇り烏の羽の道しるべ

6/5   一輪残し生けられたどくだみの花

6/6   豆御飯ダイエットレシピしのばせる

6/7   裏庭で刻々膨らむ紫陽花

6/8   ガーベラの葉の様子も知る植木鉢

6/9   コンビニで麒麟にしてみる缶ビール

6/10 白ばかり見掛けるような夾竹桃

6/11 蛍石割れPC見る夏の宵

6/12 葉に残る梅雨掠り朝起こす猫

6/13 梅雨晴れ間受け付け時間急ぐ道

6/14 水遣りの苗聞く側に青い柿

6/15 本物と和菓子のびわの並ぶ夕

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2018/5/16~5/31

5/16 空豆の空に重なる心かな

5/17 ひめぢをん揺れ押し寄せて来る波頭

5/18 神鳴に背筋が伸びる窓辺かな

5/19 休日の静寂の池未草

5/20 新玉葱大から小まで並ぶ

5/21 夏の星いつもの空にビルが建つ

5/22 変色のくちなしの花今日気付く

5/23 警戒のシックスセンス起きる初夏

5/24 笑み浮ぶ再生回数雲の峰

5/25 冷えらぶ遅れぬように戻るバス

5/26 台場線夕焼摩天楼橋見えて昨日のような映画のセリフ

5/27 仏戻る輪王寺宝塔青蜥蜴

5/28 スカイツリーつかのま夕焼枕橋

5/29 梅雨入りと張りつく湿気に納得

5/30 ほどく荷とごちゃ混ぜになる衣更

5/31 マゼンダのサボテンの花羽開く

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2018/5/1~5/15

5/1  残る冷え対策思案冷房

5/2  連休をかき混ぜそうな春嵐

5/3  倉庫掃除本に止まる手春暮る

5/4  桑いちご競うような熟し方

5/5  柏餅残りは明日と話す声

5/6  風通し一気呵成刈る茂み

5/7  油断して緑雨袋の本ぬらす

5/8  夏の雨昨日の続き過去のテレビドラマ鬼太郎が見た玉砕

5/9  記念に食べきる苺アイスクリーム

5/10   窓の外新樹光の乱反射

5/11 近づいて違い確かめるあやめかな

5/12 先週はまだの通り田水張る

5/13 鉢植えの日向に移すつつじかな

5/14 薄暗い台所にある夏みかん

5/15 金宝樹夏への思いの噴出

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2018/4/14~4/30

4/14 筍の切り口はまだ新しい

4/15 傘を干す青空の下松の花

4/16 春の闇新月天王星

4/17 マイ祭壇話しかける夜半の春

4/18 例えば好きな色はリラの花咲く

4/19 期限内読み切れぬ本買う暮春

4/19 そんな偶然あるのだと二年後の大河琵琶湖と連想ワード

4/20 器選び搗き立て食べる蓬餅

4/21 引っ張り出す昔のCD暮の春

4/22 天王星天球の音楽オズへつづく道

4/23 ヘッドホン越しに聞こえる春の雨

4/24 明り差す窓際にあるスズラン

4/25 初蛙鳴き声猫に見つかるな

4/26 隣国に和平近づく春の風

4/27 カサカサと上向けばミニ鯉幟

4/29 朝寝してリストをこなす三連休

4/30 蚊帳の中一安心する顔の上

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