『三蔵法師の大唐見聞録(1) 』(あさひコミックス)

著者　諏訪　緑　　　　収録作品：第１話～第５話、あとがき
発行（年）：ＡＳＡＨＩコミックス　朝日新聞出版・2011年6月

「実はケンカが強くて、熱血漢だった？ 『西遊記』でおなじみの三蔵法師。盗まれた貴重な経典を追って再び旅に出ることに！　玄奘が再び大暴れ！ いま注目の歴史物に一石を投じる、古代中国ロマン、ついに刊行開始です！ 」

久しぶりに本屋さんのマンガコーナーを眺めていたらこの漫画に気が付いて、なんだか少し心が温まったのでした。『玄奘西域記』の続編です。西遊記を読んだ子供のころから、物語とはまた別に、ずっと玄奘様にあこがれがあって、好きだったのにそんなことも近頃はすっかり忘れていたなあとおもいだしたのでした。

　私は時々ネットでおみくじを延々と引き続けてしまうのですが、数日前に引いたおみくじの学問のところに、「何のために学ぶのでしょう。それは将来、多くの人の役に立つためです。それを忘れる人が多いのですが、あなたは決して忘れてはいけません。」というのが出て、そうだなあでも何ができるんだろうと思ったのですが、このマンガを読むと、まあそういわずにもう少し頑張ってみようというような気持ちになれるのでした。