朧月夜と春の海

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『恋文の技術』

2011年4月5日(文庫) 第一版  著者 森見 登美彦   ポプラ社

「一筆啓上。文通万歳!――人生の荒海に漕ぎ出す勇気をもてず、波打ち際で右往左往する大学院生・守田一郎。教授の差し金で、京都の大学から能登半島の海辺にある実験所に飛ばされた守田は、「文通武者修行」と称して、京都にいる仲間や先輩、妹たちに次から次へと手紙を書きまくる。手紙のなかで、恋の相談に乗り、喧嘩をし、説教を垂れる日々。しかし、いちばん手紙を書きたい相手にはなかなか書けずにいるのだった。

青春の可笑しくてほろ苦い屈託満載の、新・書簡体小説。」

「特殊軽音サークル」なるものが、きっとあちこちにあり、人知れずあのような詩がどこかで生まれているのかと思うと大変おかしい。逃げ出したのも、もっともだし、でもやはりそれまでがあって行動にも起こせるのは大変えらいことだろなとも思う。

 妹の恋文についてのアドバイスは、その通りだと思いました。

 最新刊の『聖なる怠け者の冒険』は、まだ読んでいないのですが、そのうち読書日和になれば読もうと思っています。新聞に掲載されていたものの初めの方だけネットで読み、先週の日曜ぐらいにバイオリンケースのようなものを下げた小学生ぐらいの女の子とすれ違い、何となくこの本が思い出されて、ファンの幅が広いのだなと思ったのですが、レッスンに行く途中を見かけただけかもしれません。