朧月夜と春の海

本の記録 学習ノート おもしろかった事 その他   

2020/8/16~8/31

8/16 換気扇汚れもゆるむ溽暑かな

8/17 残る暑さ日の出とともに増していく

8/18 かすかに峠を越えて熱帯夜

8/19 ようやくにアップデートし残暑かな

8/20 ひまわりの巡礼者のごと立ち並ぶ

8/21 お守りも電子で届け秋の朝

8/22 窓開けて夜風と入る虫の声

8/23 さっきまでいた戻らない猫秋の夕

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8/24 灸花子供の頃を呼びおこす

8/25 換気扇ゆでられそうな空気まぜ

   気を張っていろいろ終えて秋の蝉

8/26 白秋に隙間を探す置き場かな

8/27 甦るどしゃぶりの喜雨ひと休み

8/28 白秋の眼鏡検査ごしのニュース

8/29 重ねみる天体アプリ星月夜

8/30 石像の日焼けはせぬかマスクして

8/31 忘れもの最後の仕上げかき氷

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2020/8/1~8/15

8/1 ラジオ合せ地方時間差夏旺

8/2 冷やされて青田を渡る風届く

8/3 持ち上げてお腹が温い西瓜かな

8/4 チクチクと順番待ちのシャワーかな

8/5 おぼつかぬ書類読みとく溽暑かな

8/6 保育園簡易プールの高い声

8/7 スプリンクラー除けそこねるビジネスマン

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8/8   炎昼の息確かめる伸びた猫

8/9   炎天下マスクの作る影選ぶ

8/10 夜涼み口ずさむ『まちがいさがし

8/11 久しぶり夕立飛沫なにもせず

8/12 サマータイム時の流れ立ちつくす

8/13 セミの声伸びる長い影走る人

8/14 映画館体感まひする炎暑かな

8/15 光はね鷺草はそこ足元に

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2020/7/16~7/31

7/16 出来るだけ高く持ち上げ蓮の花

7/17 梅雨晴間妖精のケープくもの糸

7/18 何もかも小さくなって夏の山

7/19 駆け込んで終り告げる声庭花火

7/20 制限とゴートゥートラベルひからかさ

7/21 鰻食う隣合せの温暖化

7/22 こぼれ種夏草まじるブルースター

7/23 シャンプーの定まらぬ月日髪洗う

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7/24 せわしなく首ふる扇風機さがしもの

7/25 庭生まれ生命つなげる川蜻蛉

7/26 水眼鏡なしでじんわり手を伸ばす

7/27 夏の日に里芋の葉に知る雨量

7/28 子かまきり精一杯の威嚇かな

7/29 爆発のゲーム売切れ雲の峰

7/30 さっぱりの味覚の変化茗荷の子

7/31 フルマラソン完走したよに氷菓

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2020/7/1~7/15

7/1 七月のスタート問わるレジ袋

7/2 ねむの花車窓を開けて扇がれる

7/3 懐かしいマンガの続き走馬灯

7/4 繰り返しおかしな具合の梅雨出水

7/5 猫おこす水紋揺らす浮葉かな

7/6 青葉から雨の中飛ぶ白い鳩

7/7 なみなみと淵までわずか梅雨の池

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7/8   水引いて測る深さ折れた青葦

7/9   歯科検診ぼーと眺める夏の空

7/10 食べきれず理由告げずに分ける夏

7/11 黒南風にコーラ空容器の赤

7/12 夏の朝遅ればせながらスムージー

7/13 たこ飯や特別になる梅雨晴間

7/14 香水の嗅ぎ分け試す目当ての香

7/15 昔から変わら氷菓座りこむ

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東尋坊 2019/2/24

 翌日です。朝、手紙を書き上げてしまいます。

 なんだか既に今日の仕事を終えたような気分です。

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 良い天気です。バスで東尋坊へ行きます。予定はそれほど詰め込んでいないし、のんびりした感じです。

 お土産物の並ぶ道を通り、海岸に出て視界がひらけます。
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 思い描いていた火曜サスペンスドラマの舞台も、冬の日本海の荒浪も今日は休業中のようです。 

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 岩の淵あたりに近づいて写真をとります。

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 海のそばまで行ける場所があったので降りてみました。途中自殺防止のメッセージカードなどが貼ってある場所がありました。 

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 降りてみると、小さな波が時おりたぷんと流れてきて、仕方がないなあ特別サービスだとでも言いたげにたまに大きな波がやって来て白波をたてるような時は、遠くを遊覧船がのどかに進んでいくのか見えました。まるで五月の連休中の瀬戸内海の様です。 

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 大勢の人が大きな輝石安山岩の上にいます。淵のそばまでいく人も。

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  東尋坊から見えていた赤い橋の架かった雄島に移動します。

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 大湊神社の鎮守の森で、神社があります。 

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 入口付近におみくじがあり引きます。良い結果でした。

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 島を一周してみたかったのですが、神社までいきました。

 ちょうど東尋坊が眺められる場所があります。

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 雄島にまつわる怪談も読んできているので回る方向とか意識してしまいます。この日は良い天気で怖い感じは全然なかったのですが。橋から海を眺めます。海中はよく見えるのに海草が海を覆いゆらゆらして底が見えないので怖い想像が広がりあわててまわりを見渡します。写真を撮っている時はそんなことは忘れていて水がきれいだな、魚がいるかなとみていたのですけれどね。

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 遠くまで海が見渡せました。

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  午後からは鯖江に移動します。なんとなく同じ目的地に向かうのだろうかと思われる人達も増えていきます。

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 宿の近くの駅におります。近くと言ってもまあまあ遠いです。最後にようやく当選して会場から近い便利そうな探せる場所は既に埋まっていたので、東尋坊からのJR便の駅からは離れています。降りてバス停があったのですが、休日運休です。事前に知っていたけどちょっとがっかりして歩いていきます。旅先で長距離を歩くのはお遍路で慣れているし苦ではありません。コピーしてきた地図で迷っても検索したら直ぐわかるのがすごいなぁと思います。宿が見えてきて、ひと安心です。そんなにのんびりしていたとも思わないのにいつの間にか時間がせまっていました。

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 会場までの鉄道は既に空いていて、同じ目的地らしき人は、いくのが遅れたらしい地元の男の子の二人連れくらい。 

 駅に降りたら、私の地図とは違う方向にその子逹が駆け出し、いくら方向音痴でもここは自分を信じた方が良いだろうと付いていかずに歩いたいたら、再び駆けて追い抜いて行ってしまいました。会場が見えてきても一向に距離が縮まらずどうしたものかと思っていたところ近所の方に尋ねて教えていただくことができ、私のグーグルマップではお勧めされてなかった道を通り遅れずに到着することが出来ました。

 電子チケットってこんなのなのねと受付を済ませ無事手紙をボックスに入れることが出来ました。入れたときはあまり入ってなかったけれど、回収直後ぐらいだったのかも知れないし、本人にちゃんと渡るのか読んでもらえるのかもわからなかったけれど。

 それでも始まった時になんか吹き出しそうな感じだったから勘違いでもなんでも読んでもらったんだろうと思い込み、最近になって迷える羊、その返事か知らん?とおもってもいいのかな…とおめでたい頭で思ってみたりしています。どう思おうと想像する分には自由なわけです。

 

 2019年の1月6日に占いを申し込んでみました。年末からお正月くらいまでずーっと思うところあって考えてて、それでその頃ある占星術のブログを読んでいたら『マドモアゼル愛』の名前が出てきて。私は趣味で占星術をしているので、そういうブログもよく読ませていただいているのですが、昔、まだ十代の頃に恒星占星術のコンピューター占いに申し込んだことがあり、節目に読み返していたのですが、ある年齢までの占いで、思い返せば当たっていた、助けになったと思い、依存するわけではないけれどこの先の未来が気になって検索したところ、同じような占いがあり、再び続きを読むことが出来ました。いくつかの種類を申し込み、個人的に誰かとのことを占ってみたことはあっても、正確な生年月日ですごいなぁと思っているプロの占い師にコンピュータ占いのだけと個人との相性やその他を占ってもらったことは初めてだったので、どんな結果か大層どきどきしました。 

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 私が占ってみてもらった人は、その人を連想した時にまず思い浮かんだのは、一緒にご飯を食べているシーンでした。特別でも何でもなくて、ごくごく普通の日常のです。

 占いの結果は思いの外、想像以上に良くて、不安になったときについ癖で引いてしまう占いでたまたま出て来たメッセージの『金の雲に乗って運ばれてきた宝物ような存在』と言うのにほんとうにそうだなぁと思ったのですけれど、月土星スクエア持ちの私にとって、つい逸れそうになる幸運の方角への舵取りの指標になるようなアドバイスが書かれていました。

 個人との相性を占ってもらったのは正確な生年月日ではなかったけれど、20代の前半ごろにも占い師に占ってもらったことがあり、思い返せばそれも私にとってはとてもあたっていて助けになりました。きっと霊感で占ったのだろうと思いました。

まだ、その頃は付き合いのあった女友達につれていってもらって、一緒に興味本位でみてもらったのですね。

 

今年のお正月は近所のお店の福引で運試して、狙っていたのではなく、家にあるから当たっても困るな、でも当たりそうだなと予感がしていた、行く時間が遅くなって、もう余り残ってない当たり商品の炊飯器が待っていたようにやっぱり当たったので地元の神様のご祝儀かしらと何かの報せかなと感じたわけです。当たるかな。当たるといいな。

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 会場はお祭りの行われている夜の鎮守の森のようで、その中心から離れた森の辺縁にいるような私の位置までは、間近で見る舞台の迫力も熱気も遠くに感じて、噂に聞く舞うテープもレモンの香りもシャボン玉もわからなかったけれど、後から他の大きな会場の様子を知るにつけ、この位置でも随分近くで見られたのだなと知りました。

 終演後、紅白歌合戦の演出で使われた傘のオブジェがあり、記念撮影ができるようになっていたので列に並びます。会場から出ると、すでに人はまばらで、昼間の物販の列も嘘のようでした。

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  このときから何か月後かだろう時間がたって、あるとき出来てからからずいぶん経つのに相変わらず仮店舗のように感じる文房具屋さんでいろいろ見ていたら、「大人の交換日記」という商品があり、誰にでもいつか訪れる終わりの時間に、順当にいけば差があるから、もしもそういうことをしていたら、楽しいことだけ書いていけば、そうでもなくても、その日記を開いたらその時の時間が甦って寂しくないねと夢想したのでした。

 人影もまばらになってしまい、ようやく駅に着き帰る人たちも見かけます。宿に帰ってからはこちらでも温泉に入りました。

2020/6/16~6/30

6/16 帰り道今日は晴れて代田かな

6/17 土砂降りに閉ざされ生ける夏の花

6/18 書き終えて心模様も七変化

6/19 茹でられて積み重なった玉蜀黍

6/20 6月のアマビエ和菓子マスク取る

6/21 薄曇り夏至日蝕幕かかる

6/22 夏蓬カラスの羽の黒光り

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6/23 手縫いますくガーゼ重ねて薄暑光

6/24 草刈られ帰りは消える夏薊

6/25 五月雨や靴の中まで重い足

6/26 麦茶注ぎコロナ禍遅れのドラマかな

6/27 蜜避けてプールのロッカーオセロ版

6/28 白南風や掛け替えたカーテンひらり

6/29 新馬鈴薯の姿をかえて続く日々

6/30 弓状に長く伸びた先の鬼百合

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2020/6/01~6/15

6/1 段ボール目線を上げる燕の子

6/2 網戸入れ風に広がるカーテン

6/3 日が暮れて蚊取り機確認ミドリ付く

6/4 怪談はまだ早い寝れぬ夏の夜

6/5 物の怪に煙幕の香こもる梅雨

6/6 草茂る目が合う同じ黒い猫

6/7 羽生える給付金夏の月

6/8 雨もなくどこに潜むか夏蛙

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6/9   髪洗う期待をこめるドライヤー

6/10 荒梅雨や蛇口開け閉めされたる日

6/11 切り抜きをメモして走る梅雨の中

6/12 閏4月傘取りに走る6月

6/13 潮時かR2年の夏星図

6/14 夏のれん散らばった部屋の目隠し

6/15 サボテンの花いつもマゼンダ思い出す

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福井 永平寺 2019/2/23

 車窓から明治チョコレートの巨大看板が見えてきました。

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 始発のJR 大阪7:40発 金沢行 福井9:36着のサンダーバード5号に乗ります。今回は2/24にサンドーム福井で行われる『脊椎がオパールになる頃』のライブに行きます。大阪駅で到着を待っているうちに予約席に列ができている状態だったので座れるかなと思ったのですが、天候も問題なく土曜日の始発だったためかまだ人はまばらで大丈夫でした。

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  車内放送で名所案内のアナウンスがありました。右、左と景色を眺めます。 

 湖西線 琵琶湖が見えてきます。 近江八景 比良の暮雪? 冬の北陸の気候が想像がつかなかったので、色々検索して調べます。足元は十分注意して、雪で滑らなないもので暖かくしていったほうがいいかなとか、冬は海の食べ物がおいしいとか。冬の東尋坊の写真は吹雪で視界が遮られ、辿り着くのも大変そうです。この日は永平寺に行きます。『ファンシィダンス』の映画をテレビで見て以来、いつか行ってみたいと思っていた場所です。映画は、一度見た後に何度も見ることはほとんどないのですが、この映画だけは別で、テレビで録画したものを何度も見て、ずいぶん後になってからDVDでも見ました。CMの切れた部分が入ってないのが新鮮で、でも、違和感も感じつつ。村上春樹の小説でレコードのぷつぷつと傷の入った部分も何度もきいてきてその作品の一部になっていたシーンのように、その部分もしみ込んでいたようでした。

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 福井に到着です。平均的な気候は知らないのですが、思いのほか暖かいようです。バスに乗って永平寺へ行きます。名物ソースカツ丼とおろしそばをお昼にいただきました。会場の様子はどんなかなと検索します。毎日どんな様子かなと感想を読んで楽しんでいました。歩いて永平寺まで行きます。

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 到着です。映画の撮影されたのは別のお寺と知っていたのですが、随分と違う感じでした。

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 傘松閣(さんしょうかく)の「絵天井の間」です。

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 磨きあげられた廊下です。映画では雲水が廊下を雑巾がけしているシーンもありました。今回の旅のお供は『貧乏お嬢様、駆け落ちする』英国王妃の事件ファイルシリーズ10巻と、『ファンシィダンス』の映画のエンディングだったプリンセスプリンセスの``恋に落ちたら‘‘の入った『LOVERS』のアルバムです。どちらもその時の私の気持ちにぴったりの作品でした。ずっとリピートしながら聞きながら歩いていました。

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 修理中のようでネットの向こうに承陽殿(じょうようでん)があります。

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  行鉢が始まるようです。映画のシーンが思い浮かんでにんまりします。初めて映画を見たのは永平寺に拝観に来ていた女学生役だった西村知美がまだ随分お姉さんに見えていたころで、あれから年月が経ったけれど、やっぱり今もそんな感じが残ってて映画の中の登場人物は遥かな憧れという気もします。承陽殿は道元禅師を奉祀する御真廟で、その前にある香炉です。

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 法堂です。庭に少し雪が残っていました。今回持って行った本より先に読んだ『貧乏お嬢様 イタリアへ』(事件ファイル11 ジョージーはイタリアへ渡り、そこで王妃さまから与えられた任務をさっさと果たして、出産間際の親友のもとへ駆けつける……はずだった。ところが、各国の要人が集まる大豪邸で殺人事件に巻きこまれ、足止めされてしまい……!?)では、主人公のジョージーが、最後のほうの場面でヒトラーが台頭してきたころのドイツ軍の青年に純情な恋心なのかハニートラップなのか結局よくわからないままに迫られる場面があるのですが、ジョージーは普通の人間の良さを持ったお嬢様なのでその時に「相手のことをよく知って好きになってからじゃないと、そういうことは女性は嫌がるのよ。」というようなことを伝えるのですが、なんていうかそういう当たり前のことがないがしろにされているのではないかと思うこともあり、特にテレビやメディアでは、疑似的に体験してそのつもりになっても、あるいはそういう感情を利用している面もあるのかもしれないけれど、それは大事であることは変わらないというような。

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 中雀門が見えます。 大庫院の巨大な擂粉木です。

 『LOVERS』のアルバムも、随分後になってから何年か前に気になって探して聞き始め、``恋に落ちたら‘‘の歌詞の内容は当時は自分自身にはぴんと来ないままに好きな曲だったけれど現在は、アルバムを通して聞いて理想の部分もあるけれど、不恋手術でも受けたのかなと思うような長年凍結したままの私の恋心が解凍されたかのように聞いていました。

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 私がその人を知っているのはわかるけれど、どうしてその人が私のことを知っているのか理解できない状況のなかで、あとからとんでもない幸せで全てが帳消しになったとしても、だけどやっぱりそんなことはしてはいけなかったし、なければ良かったと思う。そうではない現実が選べたら私はそちらを選ぶとおもう。

 私のリアルなジョージ-の年頃は茨木のり子の『わたしが一番きれいだったとき』が近くて、よくわからない何かから誰かから捕まらないように見つからないように必死で逃げ回っていたような気がする。

 時間は戻らないから、嘆いたところで仕方のない私個人のカルマやダルマみたいなもので死んでからわかることなのかもしれないけれど。 

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 映画のなかで見た時を知らせたりする合図の木槌があったりして、薄くなった文字に今も受け継がれて使われているものだろうかと思ったりします。 

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 お土産売場では永平寺のお線香が売られています。瓦の修復の寄付を受け付けています。冬は雪深い場所なので重みで傷むそうです。 

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 やはり今年のこの季節は例年になく暖かいのかもしれません。このところ、お寺にいったときに線香を買う機会があれば購入しているですが、宗派によってそれらしい匂いであるなと思いました。

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 竜門です。

 参詣を終えてバス停まで戻ると、今夜の宿泊予定の東尋坊まで乗ります。

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途中でバスの車窓から丸岡城が見えました。

 平成最後の米騒動とか、ライブの長い長い物販の列の様子なども気にして時々チェックします。

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  部屋に入ります。日本海が一望でき、刻々と色が変わる晴れた空と海が美しいです。

 夕食は越前がにも食べられてバイキングも楽しめるプランです。なんだかカニとは私のよくわからないところでわだかまりのようなものがあるのかもしれませんが、冬の越前にきてカニを食べずに帰るのはいけないだろうと美味しく頂きました。地酒もと梅酒を頼んだのですが蟹とは違う感じだったのでビールも頼みます。普段はほとんどお酒は飲まないのですが、旅に出たときぐらいはと飲む感じです。温泉にも入り寛ぎます。

 明日は会場にプレゼントボックスがあるそうで手紙を渡そうとレターセットを持ってきているのです。頭のなかでは既に何度も書いているのですか、書いてこれずまだなのです。明日に迫り、場所や建物とは関係のない睡眠妨害がきつい日でごろごろしながらなかなか寝付けない夜でした。

2020/5/16~5/31

5/16 赤色に楽しい気分蛇苺

5/17 薄暑光マスク消毒の外出

5/18 置いてけぼり残りようやく衣更

5/19 一斉に双葉現る雨上り

5/20 甲子園中止聞く空豆の山

5/21 給付金用紙届くと一夜酒

5/22 夏の山自転車降りる上る人

5/23 玉葱の出来は気ままに井戸の上

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5/24 春の暮ようやく終える本整理

5/25 いつになく深く眠った夏の朝

5/26 栴檀の花ポストカードのデジャヴ

5/27 桑苺通りすがりに2、3粒

5/28 夏蕨野原現る人の影

5/29 体調に如実影響靴の型

5/30 聖五月ステイホームの手芸グッズ

5/31 青芝や無人のダービー黒い馬

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2020/5/1~5/15

5/1 訪れる蝶明かり消し外に出る

5/2 靴を脱ぐ視線の先に紫蘭かな

5/3 鈴蘭を探す今年も同じ場所

5/4 気配残し一日早い粽かな

5/5 時短営業計画変更立夏

5/6 ゴールデンウィークステイホームセット

5/7 トボトボと新樹の神社厄落とし

5/8 木の芽和え季節が通り場が変わる

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5/9   夏兆す三件目もないマスク切れ

5/10 ストックのチョコ雨が降り出す遠蛙

5/11   金宝樹花粉キラキラ夏の空

5/12   石鹸玉風邪のようにあっけなく

5/13 中断の運動再びビールかな

5/14 途中から大輪になるピンク薔薇

5/15 片付けて大雨の夜の甘夏

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2/8020/4/16~4/30

4/16 大盛を頼んで急ぐ木曜日

4/17 全国で緊急事態新樹かな

4/18 入れ違い翌日休館春闌く

4/19 親指姫何人乗りチューリップ

4/20 6時前夕日に溶ける柿若葉

4/21 コロナ禍渦中マクラ着る人うらら

4/22 花は葉に10万円の使い道

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4/23 球形のマーブル作る躑躅かな

4/24 夏隣るマスク日傘と日焼止め

4/25 どぶ川を見かけなくなりキツネノボタン

4/26 思い出す土間に並んだ君子蘭

4/27 遠くから一際太い花薊

4/28 ビニール越し当然になる暮の春

4/29 夏みかん紫外線予報昭和の日

4/30 ミントの葉潰し匂い嗅ぐ四月尽

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2020/4/1~4/15

4/1 万愚節追悼番組らしなあ

4/2 フフフフフ緑の猫を撫でてみる

4/3 一回り大きくなった富貴草

4/4 ひらひらと童話思い出す豆の丈

4/5 休日の休校の庭チューリップ

4/6 花盛り開けっ放しの窓の外

4/7 渋滞の道で眺める夕桜

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4/8   アスファルト紙舞うような紋白蝶

4/9   囀りや気が緩みまた書きはじめ

4/10 連休の初日の朝寝あと少し

4/11 開け放つ二十五回忌春の昼

4/12 チョコ頼む気持ち書き換え風光る

4/13 雨の粒それぞれつける若楓

4/14 フロントに止めたら降ろそうてんと虫

4/15 竹の秋舞い上がり宙に留まる

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2020/3/16~3/31

3/16 ふわふわの小さな雲の花ゆすら

3/17 寒暖の間で揺れる雪柳

3/18 そういえば綿のような春の雲

3/19 道の先赤い特大春夕焼

3/20 お彼岸の民家の増える墓参り

3/21 今日からは少し厚着で春コート

3/22 春めきて古本整理一箱分

3/23 火に油注いで起きる雪崩かな

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3/24 春憂いどもまでいってもこりゃねぎだ

3/25 焼き芋をアルミから出し聞く延期

3/26 仲春や休日待機テレビ前

3/27 芽あじさい一度だけ花つけた鉢

3/28 書き留める風説の流布春の塵

3/29 春の空何度目になる買い直し

3/30 消費税予想を超えて三月尽

3/31 お遍路さん初花の門くぐりゆく

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2020/3/1~3/15

3/1 春時雨味わってみる最終回

3/2 肩すかし番組表見る春の鴨

3/3 青もじや丸い小さなクラッカー

3/4 雨上り雲の隙間春夕焼

3/5 掃きだめの穴うまる赤椿かな

3/6 日が昇り北側斜面残る霜

5/7 コロナ対策目盛り動かぬ水銀

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3/8 夕餉時無人初場所流る春

3/9 ものの芽や加減気になり後髪

3/10 雲の上春満月の六芒星 

3/11 オレンジのバラの挿し木確かめる

3/12 耕運機車道を走る春の昼

3/13 大学でスマホ掲げる袴の人

3/14 ぴったりの数で終わるホワイトデー

3/15 突風やバケツからさらう団子花

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2020/2/16~2/29

2/16 漠然とコロナの危険マスクの人

2/17 止んでまた雪なき年の春霰

2/18 二ヵ月のずれ書き終えて二月かな

2/19 菜種の花ため池淡く囲む朝

2/20 俯いてクリスマスローズ台所

2/21 情報の海で探す筒夕長し

2/22 雨上り落椿よけて空仰ぐ

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2/23 麗らかや探すシンプル温度計

2/24 遠くから花菜まぶしい同じ道

2/25 アストロマップ片手に場所検索

2/26 どっちみち中止の決定春眠

2/27 休校要請予想せぬ春休み

2/28 日々せまる深刻になるマスク切れ

2/29 昨年より一日多い春の草

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