『華麗なるギャツビー』
原題 | The Great Gatsby |
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製作年 | 2013年 |
製作国 | アメリカ |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
上映時間 | 142分 |
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映倫区分 | G |
上映方式 | 2D/3D |
「1974年にロバート・レッドフォード主演で映画化もされた、米作家F・スコット・フィッツジェラルドの小説「グレート・ギャツビー」を、「ロミオ+ジュリエット」のバズ・ラーマン監督&レオナルド・ディカプリオ主演コンビで再映画化。1920年代の米ニューヨーク、ロングアイランド。宮殿のような豪邸に暮らし、素性も仕事も謎めいた大富豪のジェイ・ギャツビーは、毎夜のように豪華絢爛なパーティを開いていた。そんなある日、ギャツビーは、隣人の青年ニックに自らの生い立ちを語り始めるが、あまりにできすぎた物語に、ニックはギャツビーが何か隠し事をしていると直感する。やがてギャツビーは上流階級の令嬢デイジーに心ひかれていくが……。ニック役のトビー・マグワイア、デイジー役のキャリー・マリガンらが共演。」
原作は、気にはなっていたけれど、読み終わった後に(ああ、誰か生きている人間と話がしたい)と思うのではないかと思って、読めずにいました。「ロミオ+ジュリエットは」、原作を読んでも物語の世界がよく想像できずにいて、でもこの映画は大好きで、冒頭の部分から引き込まれたので、この映画もとても楽しみでした。
やはり、映像はとても華麗で、生きている人間とは思えないような美しさで動いている女優さんや、昔のファッションの特集で憧れてみていたような世界でした。ちょっとした小物でいろいろのことが象徴されているのも成熟した文化があったということでしょうか。
ストーリーは、もっと若かったら、いろいろ憤ったかもしれないけれど、主人公がとても澄んだ感じで、一つの大きな季節の移り変わりが来たという風に思いました。なので、想像していたような悲惨さは感じませんでした。
対極にあるものが同時に存在していて、それが終わったような。摩天楼の都会と少し郊外に行くとむき出しの地面と煤けた感じの建物が並ぶ環境の悪い場所になり、階級の格差があり、禁酒法とその裏で発展した文化と。
でも原作を読んだら、やっぱりしみじみ悲しくなるのではないかと思います。昼よりは夜に見るほうが良く、繰り返し見たら、そのたびに違う映像の面白さに気づくように思われました。