『きっと、うまくいく』
原題 3 Idiots 制作年 2009年 制作国 インド
配給 日活 上演時間170分
「エリート集団を養成するインド屈指の超難関の理系大学ICEに通う、型破りの自由人ランチョー、何でも神頼みのラージュー、動物が大好きなファランの“三バカトリオ“は日々、勉学に励むこともなく鬼学長の逆鱗に触れるような騒動ばかりを起こしていた。
インドで圧倒的な人気を誇るアーミル・カーンが出演し、インド歴代最高の興行成績を記録したコメディ。エリートが集まる国内屈指の大学を舞台にした学園コメディと、行方不明になった親友を探すミステリータッチの“10年後のドラマ“を同時進行で描いていく。すでに上映された諸外国でも高収入を記録し、世界各地でリメイクも進んでいる注目作だ。(ぴあ)」
面白かった。でも、映画の紹介の文章から初めに持った印象とは違い、ものすごいプレッシャーや努力、心の奥底では信じている信じたい理想、信念が挫けないようにの「きっと、うまくいく」なんだとわかりました。
国境を越えて、なんだか似ている人がいるものだなぁと、個人的になんだか思い当たるような人たちも出てきておかしかったです。
それにしても、恋人はよく10年も待っててくれたものだと思います。昔、よく読んでいた「是馬 荒馬」シリーズは小学生、中学生時代と、心底笑い転げて大好きだったのですが、ある話で、登場人物の一人の博士が、何十年ぶりかに再会する友人と、まるで昨日別れたばかりのように「友よ」会うのですが、大人になってからの時間感覚と子供の時とは違うだろうから、何十年もというとものすごい時間の流れに感じられたためか子供心に、印象に残っていたのでした。そんなことを思い出したのもあって、通じ合うもののある理系の人にはごくありきたりの感覚なのかなとも思われたのでした。