朧月夜と春の海

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由布岳  2015/8/9

 

 翌朝は屋上にある露天風呂へ。よい天気です。

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 この日は由布岳へ登ります。

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 どうして由布岳に登るかというと、以前引いたおみくじは万葉集からの和歌が書かれていて、調べていたら万葉集由布岳が登場すると知り登ってみようと思い立ちました。

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 別府駅からバスで登山口まて行きます。由布岳に登る予定らしい人も見かけます。

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 登山口です。

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 あとから牧草地と知るのですが、視界が開けた緑の草原の向こうに由布岳が見えています。

 「娘子(をとめ)らが 放(はな)りの髪を 木綿の山
      雲なたなびき 家のあたり見む 」 
               巻7-1244 作者未詳

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 「 思ひ出づる時はすべなみ豊国の
     木綿山雪の消ぬべく思ほゆ 」 
               巻10-2341 作者未詳

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 道を歩いて山の麓まで。

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 ここからは雑木林です。バスで見かけた女性の背中もみえます。

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 巨大な石が時々現れます。

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 巨石文化の名残かもしれないと興味深いです。

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  由布岳周辺の米神山などにも巨石群やストーンサークルがあるようでした。

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 合野越です。少し休憩します。

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 ウツボグサ

 大勢の人で連なって道を進みます。

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やがて再び視界が開け地図を見るとジグザグの道を進みます。

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 山の上は登りはじめ雲がかかっていましたが、見晴らしは良いです。

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 山の形が作られたようなきれいな形だと思いました。

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サイヨウシャジン

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キバナカワラマツバ

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 段々と飯森ヶ城が小さくなって見えます。

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 やがてゴロゴロした石の広い坂を登ると東峰と西峰の分かれ道です。

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  斜面を見上げます。急です。

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ノリウツギ

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イヨフウロ

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 東峰を見上げます。今日登ろうと思っていました。

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 坂を登って行ったところがマタエです。

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東峰 1584m  西峰 1583.3m

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  西峰の登り口を見上げます。

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 マタエから西峰の斜面です。

 

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 東峰の登り道です。

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シモツケ

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低い丈で蛍ぶくろがきれいに咲いています。

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花の名前の由来がおもしろいです。

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アジサイ

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ホソバシュロソウ

ひと休みして前日購入していたパンをお昼に食べます。

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日焼け予防に昨日はビタミンCを多目に摂りました。 

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東峰へ昇ります。

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山頂です。バスにのっていたときトンボが一匹フロントガラスの前を飛んでいましたが、こちらでは群で飛んでいました。 

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ツマグロヒョウモン

大勢の人です。記念写真を撮っていただきました。

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キオン

 せっかくなので昨日の記念の白地に赤の文字のTシャツをパーカーの下に着ています。 

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キマワリ

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 東峰から西峰方向の眺めです。

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 東峰の山頂は大勢の人で賑やかです。 f:id:oborodukiyo22:20150809120133j:plain

 山頂からの景色です。

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 東峰を降りて、どうしようかと思ったのですが次の機会があるかわからないので、西峰へ昇ります。

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  険しいと事前に調べて知っていたのですが。 

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 西峰から東峰の景色です。いつの間にか濃い霧が出てきました。

 鎖場で大きな荷物を背負った集団の人達が降りてきます。待ってたら、場所は忘れてしまったけれど、本州の難所のだとか高い山に登りに行くので練習をされていたようです。

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 挑戦します。荷物が重いかとリュックを置いて斜めがけにしたガバンを身に付けていたのですが、重心が動いてよくないとわかりました。

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 西峰の写真は登るのが難しかったので少な目です。山の谷間は霧が出てきて回りが見えなくなって幻想的な感じになります。

 東峰に学校の課外授業なのか部活の遠征なのか学生たちが登って行く姿が見えます。その内、私の名前はそう言う名前じゃないんだけどなあ...という掛け声が聞こえてきました。

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ホソバノヤマハハコ 

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  気温は32度ぐらいでしょうか。真夏日です。

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山頂です。

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 お鉢巡りはせずに再びもとの道を引き返します。

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 緑が鮮やかて日差しがまぶしいです。 

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 山頂付近でアサギマダラだとおもうのですが飛んで来ていました。

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 随分と高い位置を移動していくようです。

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 しばらくいたのに写真は撮り損ねてしまいました。

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 由布院が見えています。 

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 ツクシアザミ

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 鎖場の方にいかなければならないとき別のところを降りそうになり、ちょうど登ってこられた方に声をかけていただき気がつきました。 

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 反対側が降りていく場所です。見ると身軽そうな若者たち、学生の中の希望者なのか、余裕でスルスル登って振り返って記念撮影をしています。 

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  自分が降りるとき、怖くて身がすくんだのですが、しゃがんで下を再び眺めるとよし、大丈夫と思えて平気になりました。

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 無事おりられました。

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 いつのまにか霧は晴れています。 

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 下るとき、時々は人とすれ違っていたのですが、その内全く誰もおらず、何の音もせず、普段無数に飛んでいるのかもしれない電波もなく、そのときはその事にも気がつかず一時まったくの無心で歩き続けていました。

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 最近無縁だった静寂とはありがたいものだなと思い、山に登ったご褒美だったのかもしれません。

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 静寂からさめ再び雑木林を進みます。

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 バスが気になってまだ見えない位置だけどまっすぐいけば登山口があるので急いでいたら、転んでしまいました。

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 柔らかい土の上だったので平気でしたが、急がなくてもまだまだ来ないといわれた気がします。

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 日陰でバスを待ちます。その間も登山者を見かけます。

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 バス停では飲み物が買えず、ペットボトル1本しかもっていってなかったので、由布院に着くとまず水分補給です。

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 それからコインランドリーにいきその前に事前に調べていた近くの温泉に入りに行こうと思ったら閉業していました。とりあえず洗濯をします。そしてご飯を食べようと近くの店に入ります。

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 あまり食欲はなかったのですが塩分はとった方がいいかと、雑炊とかき氷、それからすでにそれまでも何本か飲み物を飲んでいたのですが、喉が渇いて仕方がなくてひたすら水を飲んでいました。もしかしたら熱中症になりかけだったのかもしれません。

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 ウォータークーラーの減りがやけに早かったのはきっと私が原因でしょう。フリードリンクのお店でよかったです。とてもありがたかったです。

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 宿に向かいます。由布岳が見えます。

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 宿に到着です。可愛い部屋です。この日はタイミングよく他に人がおらず温泉は貸切状態です。

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  水を出した時にきれいな音がして、まだこの辺りは水がきれいなのだろうと思いました。