朧月夜と春の海

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『クリスマス オラトリオ』

 松山バッハ合唱団創立35周年記念第41回定期演奏会

演奏曲目:J. S. バッハ 「クリスマスオラトリオ」全曲
     Weihnachts-Oratorium BWV248
出演者:独 唱
    ソプラノ 清野 友香莉
    アルト  青木 洋也(カウンターテノール)
    テノール 鏡  貴之
    バス   新見 準平
管弦楽:松山バッハ管弦楽団 (コンサートマスター 相原千興)
合 唱:松山バッハ合唱団
オルガン:中村 証二
チェンバロ:大澤 宣晃
指 揮:橋本 眞行

 

「クリスマス・オラトリオは、バッハ49才の1734年暮れから翌年明けまでのクリスマスのために作曲・演奏された6部からなる連作カンタータ集(全64曲)です。その6部とは、前半第1部~3部は12月25日に始まる3日間のクリスマス祝日のためであり、後半第4部~6部はそれぞれ、初演時の1735年では1月1日の「獅子の割礼と命名の祝日」用、1月2日の新年後の日曜日用、1月6日の顕現節用という新年用の作品で、6部全体でキリスト降誕の完全な記事を叙述する物語の展開方法や、各部の調整や楽器編成が一種ロンド風な配列になっていることなどから、これらが同一の意図の下に構成され、全体的統一を与えられていることが判ります。福音史家(テノール)によって語られるイエス生誕の物語は、第4部までは「ルカによる福音書」第2章1節~20節が用いられ、第5部~6部は「マタイによる福音書」第2章1節~12節が用いられています。加えれ、恐らくはライプツィヒの詩人ピカンダーが書いたとされる自由詩によるレシタティーヴォとアリア、そして共同体としての思いを歌うコラール(讃美歌)とで曲が構成されます。

 オラトリオとは、独唱、合唱、管弦楽によるいくつかの楽曲から構成された物語性のある曲を指しますが、オペラと違って演技はなく、大道具、小道具、衣装なども用いません。ほかにバッハのマタイ受難曲/ヨハネ受難曲ヘンデルメサイヤなどの作品が該当します。」

 クリスマス・オラトリオというのしらなくて、クリスマスという名前がついているのになぜ新年にコンサートをするのだろうと思っていたのでした。クラシックについてよくわかってないのですが、バッハは音の粒が形を組んだり変えたりしながら落ちてくるような感じがしておもしろいなあと思っています。

 ときどき意識が遠ざかっていたのですが、これは演奏が心地良かったからだと思います。聞けて良かったです。