朧月夜と春の海

本の記録 学習ノート おもしろかった事 その他   

2019/8/6 河口湖 熔岩樹型

 翌朝は窓から富士山が見えています。晴れです。

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 予定は詳しくたてれていなないのですが、銭湯で富士山が本物の富士山で温泉に入れる機会ですので、色々調べて、道の駅なるさわの側にある温泉に行くことにしました。

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 遊覧船に乗る時間があるので先にのり、夏の富士山と河口湖の景色を楽しみます。それからバス移動し、道の駅に置いてあるマップを頼りに散策します。魔王天神社というすごい名前の神社があります。この日は天気がよかったので階段を上り神社は爽やかな緑につつまれていました。奥に道がつづいており、地元の方がいて遠足やデートコースの道だったといわれていました。お参りします。

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楽殿はすぐ近くにあります。
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 熔岩樹型を見に行きます。「富士山の噴火により流出した熔岩に包まれ、太古の森林が燃え尽きてその樹型が残ったもの。」

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 細い道をたどり木々の中の柵のなかを覗き込みます。深いです。ここから道の駅に引き返します。

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 宝石や恐竜の展示を見て産直市をのぞき、フジ眺望の湯ゆらりへ行きます。いろんな温泉があります。露天風呂からは富士山も見えます。雲を被った富士山です。お風呂を満喫したあとは、ゆっくり休憩室で寛ぐことができます。そうしたいところですが、結構距離があると思うのですが送迎してくれるので時間的に合わせて引き返します。雨です。ついた頃には止みました。

 富士山パノラマロープウェイに乗って展望台へ。カチカチ山の装飾がされています。ウサギ神社もあります。四方の景色が良く見えます。違う方向には富士山以外の山もみえました。

 帰りのバスを待ちます。時間に余裕を持って早めの時間を選んだのですが、雲行きが怪しいです。お土産売場を見ながら待ちますが、後発のバスが先に出発してしまいます。渋滞のようです。それでもまだこの頃は余裕がありました。都心近くになって仕事終わりの時間帯と重なり大渋滞に巻き込まれたようです。ハラハラしながら、渋滞情報をチェックします。そのうちなるようになるという心境です。

結局乗り継ぎには、遅すぎず早すぎずという時間で間に合いました。

2019/8/5 富士吉田

次の日も良い天気です。

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富士吉田市の循環バスの路線を見ながら、コースを考えていましたが、富士山に雲がからないうちに新倉山浅間公園から行くことにしました。

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 車のナンバーが富士山となっています。398段の階段を登って忠霊塔につきます。9時ごろです。

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 こういう風景を見て育ったんだなーと思いながら富士山の写真を撮って、階段を降りるろには本当に雲がかかってきました。夏山なので僅かに雪がのこっているのが拡大写真で確認できました。

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 大正寺へ行きます。お参りしてお墓参りに行きます。自分では探せなかったので場所を教えていただいてお墓参りをしました。相変わらすの不思議な感じがします。

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 手紙を書いてご家族に渡してもらえるとか、メッセージノートがあるとか言うのをネット上で読んで、頭のなかでは沢山書いて、でもなんだか結局言い出せずにそのままです。でも、いつかは直接本人に伝えられるかもしれないし。

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 私が瞑想を習ったのは、2017年の2月3月頃であの世とこの世の境目が薄くなってたのか、ふしぎなこともあって、瞑想は良くわからないけれど何かあるみたいだと感じたのもあるけれど、習うことに決めたのは説明会でその時の先生が私が霊的攻撃が酷いんですと言ったときに、この子大丈夫かなと病院の先生だったら思ったかもしれないことをそういうこともあるなという感じできいてくれたのも大きいなと思う。

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 習った帰りに、ほどけるような結び方をしてなかったのになぜかマフラーが外れて落ちたのを拾ったのを覚えていて、私があだ名の一つにパードレと読んでいる存在が側にいたのかな思ったのと、なんだか酷く傷ついた神経を癒すのに効果的だとお勧めされたのかなともおもいました。

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 お墓にはコーラが沢山並んでいます。コーラよりも野菜ジュースを供えようかと思いながら。煙草も火をつけて供えて、火が気になったのに、水を持ってくるのを忘れ汲んできて消します。戻って来るとお借りして置きっぱなしにしてしまったライターが見つからず、すれ違いで誰か持って帰ってくれたのかともおもうのですが見つからずお詫びして、話す機会があったのにでもやっぱりノートのことなど言い出せませんでした。

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 それから歩いて月江寺池へ行き、みうらうどんでお昼をいただきます。馴染みの味を知ることができてよかったです。お昼時だったので満員です。

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 富士山駅に戻る途中、ほうじ茶ソフトを食べました。午後からは北口本宮浅間神社に行き、温泉にはいって河口湖に行く予定です。

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 鳥居をくぐり、御師の家を見学します。昔ながらの家です。少し前のことなのにずいぶんと様変わりしたようで今はもうあまり残っていないようです。

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神社へ行きます。元号が変わったのでその幟が飾られています。

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 水がきれいです。お参りをします。美のお守りがありありがたくいただきました。

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 河口湖とへ移動する前に、温泉へ行きます。時間が気になり急ぎぎみにはいり、時間的に空いていて人工温泉ですが気持ちよかったです。

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 バスで富士山駅まで戻り、乗り換えます。便があるか心配でしたが、杞憂でした。思っていたのと違うイメージの駅に、富士山だけど山のなかではないというような駅に到着し、今夜の宿へ。

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 私はまだ生きている時間が重なっているときに気づくことも会うこともできなくて、ずいぶん後になってから誰か男性の感想だと思うけれど、ネット上でとても優しい歌いかたをしているというような書き込みを読み、私なんかよりずっとよいところがわかってる人なんだろうと思いました。

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 あんなに郷土愛が強くて沢山の大切なものや大事なものがあるのに、それでも、迎えにいくからねって覚悟決めていってくれたのはやっぱり不思議で、おかしな人だなと思う。なんだか伸縮自在の必要十分な私が安心して呼吸ができて存在できる場所があって、その人がいるところが、どこでもそこが私にとっての故郷や居場所になると思いました。

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たから、私はあの状況のなかで生きてこられたんだと思う。今夜は花火大会です。

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 フジファブリック若者のすべての曲に会わせても花火があがります。うれしいような、悲しいような、影であるような複雑な気持ちです。

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 花火大会の会場は湖の周りで、どこが見やすいかと調べたけれど、実際にいってみると目の前に木があるとか、建物に遮られているとかでなければ、どこからでもきれいに見られる位置になるようでした。

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 近くのお店で夕飯を食べていたら花火が揚がり始めました。冷房が効いているなかで見られるのはいいといっているお客さんがいましたが、こちらは涼しように感じていました。

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 スピーカーのある位置や曲順がのっている地図をみます。ここでいいかなと思っていたのですが、フジファブリックの曲がはじまるとやっぱり良く聞こえるように近くに行きこうと人混みを縫って移動します。

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 ようやく辿り着いたときは最後の曲が終わり、大玉の花火が消えていく直前に写真を撮ることができました。

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すごい花火か次々と揚がります。

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 花火が終わり帰る途中、日々進化しているようなカラフルな点滅する電飾のオモチャや屋台の賑やかさや人混みの喧騒と、ひとり旅の孤独さもあり子供の頃に見た高橋留美子のアニメの夜店のシーンのように感じました。

世田谷 富士吉田 2019/8/4

 今度の旅は、富士吉田市、世田谷区などです。一度はいかなければと思っていて、調べていて河口湖の花火大会に合わせていけたらなと思い予定をたてました。結構前に宿の予約をしたつもりでしたが、夏休みとはいえ平日なのに既に予約はほぼ埋まっているような状態でした。

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 この年の初めに、私がしっているなかで森茉莉流に言うところの頭の明るい人であると思っている橋本治がなくなり、とても偉い高僧が亡くなったらこういう感じなのだろうかと涙が溢れて止まりませんでした。

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 お墓参りに行けたらなと思ったのですが、情報が探せず、ある親切な人のネット上の写真から推測できてお墓参りすることができました。お寺で御朱印をもらう時に、もしかしたらお墓の場所を教えてもらえないかと思ってお聞きしたら、別に秘密にしているわけでもないようで普通に親切に教えていただけました。

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 待っていた時、他の人と一緒になり、年配の男性でちゃきちゃきの江戸ッ子とはこういう人なのだろうかと思いました。

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 東京では大抵何か面白そうな美術展を行ける範囲でしているので、事前に候補を2つに絞っていこうと思っていたのですが、結局迷って国立新美術館ウィーンモダンクリムト、シーレ 世紀末への道』展へ行くことにしました。混んでいます。お昼は美術館内のレストラン&カフェでウィーンの食文化と美術展のコラボメニューがあったので、地下のカフェで摂りました。

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 クリムトのスモックも展示されており、随分と大柄な人だったのだなというのと、エゴン・シーレのひまわりが印象に残っています。

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 バスタ新宿から富士山駅まで行きます。乗り遅れるのが心配で早めに待ちます。16時15分発 18時07分着です。

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 遊園地が見える頃、富士山がきれいに見えてきて思わず歓声を上げました。隣の席の人は地元の人のようでしたが、その反応にちょっと誇らしそうでした。

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 駅に到着して、ビルの屋上から富士山を眺めます。大抵、朝以外は雲がかかっているようだったので、きれいに見えてラッキーだったようです。龍に似た形の雲があります。

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 富士山駅近くの宿へ。見たいドラマがありましたが、ふじやま温泉へ行きます。花火大会以外にもイベントがあったようで混んでいました。入り口が大勢の観光客に対応できるようになのか自動改札口のようで驚きました。

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 純木造の浴室としては日本最大級の大きさです。夕食に温泉の食堂でほうとうを食べます。おいしかったです。食べ終えて更衣室で着替えをしていたら、ドンドンと響く音が外からしてきて、前夜祭の花火の音だと気が付いて露天風呂からみられるかもと急いだのですが間にあわず残念でした。

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大きな木の柱が趣のある天然温泉です。

2019/06/15 鳴門

 この日は、渦潮を見に行く予定です。船にのって水中からも渦が見られるのです。地図を検索していたら大塚美術館の近くに瓶浦神社があったのでお参りしていこうと思いました。

 今朝は晴れていました。良かった。お遍路でなんとなく見覚えのある道をまあまあ歩いて駅までいきます。鳴門までバスに乗っていきます。

 熱心に携帯を見ている子供の旅行者がいてアニメを見ているようです。海外からの旅行者のようでした。なるとのアニメがこんなところにも影響しているとは、と驚きでした。美術館前でおります。f:id:oborodukiyo22:20190615093234j:plain

 時間的に見に行けませんが、外観を記念撮影します。神社にお参りします。海の神様のようです。海を眺めながら船着き場まで歩きます。橋が近くに見えます。 

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 予約の時間より早くついたので、一つ早い便に乗れることになりました。船にのって移動して、渦潮のそばまでいきます。

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 あいにくの雨で海が濁っていたので水中からの渦潮は綺麗には見えません。上にあがって海を眺めます。

 渦潮の出来ている中に船が到着して、こちらの観覧船は小型なので海面が比較的近くに見えます。自然のエネルギーを感じます。すごいです。

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 引き返してからはお土産売場へ。鳴門金時の商品や和三盆、すだちなどあります。

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帰りのバスに乗って、徳島駅まで帰る途中から雨が降ってきました。

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ついた頃にはどしゃ降りです。

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 お昼は検索して近くにある人気のつけ麺屋さんに行きました。しばらく待って入れました。

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 味はつけ麺を食べたことがなかったので良くわからないけれど、すごく期待していたからかもしれないけれど、美味しくなかったわけではないけれど、こういうものなのかと思って食べました。天候的に暖かい食べ物でゆっくり出来る所がむいていたかもしれません。でもこの天気だから混みすぎす食べれたのかもしれません。

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店の外に出るとさらに豪雨です。 

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歩いていって繋がったビルの中へ入ります。スコールのようにしばらくしたら止む気配もなく、普段の豪雨の三倍ぐらいの雨量が降り続けているように感じます。予定していた観光はやめたほうがよさそうです。

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 ビルの中に献血センターがあったので行ってきました。体調が引っ掛かって出来なかったのですが他の献血ルームの様子を知ることができました。相変わらずの豪雨です。窓の外の建物もぼんやりしています。

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 この日に帰るので、駅の近くでお土産物をみたりして過ごしているうちに、夕方の帰りのバスに乗るころには雨が上がりました。

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 午前中に、早くから予約して前から楽しみにしていた渦潮の時間だけ雨雲が移動して観に行けたのは、神社にいい旅になりますようにとお願いしたから、しばらく雨を止めてくれたのかなと思いました。

2019年6月14日 ラッドウィンプス『ANTI ANTI GENERATION TOUR 2019』

 それから、忘れないうちに感想を。2019年6月14日のラッドウィンプス『ANTI ANTI GENERATION TOUR 2019』に行きました。もともと存在は知っていたけれど、まだ、頭に霞がかかったみたいにぼんやりしていて、映画『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』があると知り、空海の映画なら行かねばとかねてより思っていたので、見に行きました。それでエンディングで流れた主題歌を聴いていて、いい曲だなと相変わらずぼんやり見ている感じだったのが、突然ピントがあったみたいになって、それからいろいろ検索して他の曲も聞き始めました。

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 私は、原作は読んでなくて、でもその映画を見るしばらく前に、道で黒猫にあって写真を撮ったので、面白いなと思いました。

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 会場はアスティとくしまです。当日の午前中に徳島駅について、この日は動物園に行きます。しばらく前に、「四国ペタペタおペン路めぐり」ペンギンのいる四国の水族館や動物園で御朱印集めというイベントをしているのを知り、面白そうだなと思っていってみました。

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バスに乗って、動物園に到着です。鮮やかな鳥や、ドラマで登場人物の例えで出てきたミーアキャットや、珍しいオオカミに会えました。

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類人猿のスペースは、礼儀正しく通ります。リスざるの場所では中に入れて、身近にみられます。

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ペンギンの場所では、来園者は少ない日だったからか、少し寒いからか、こちらを見て水に飛び込みそうな気配はあったものの、結局、今日は水に入りたくないなという気配のまま、岸にいました。

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『おペン路』はしていなかったのか、わからず、集めることはできなかったけれど、かわいかったです。

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この日の天気は雲行きが怪しかったのですが、雨はまだ降っておらず、動物園から出て、バスの来る時間まで、また時間があるから、植物を見て回るコースを歩いていこうか、それともあるけるだけ歩いてみようかと、いったりきたり迷っているうちに、雨が降って、東屋で雨宿りをしていました。

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そのうちどんどん豪雨になってきて、雨具を着ていても横殴りの雨でびしょぬれになりそうだったので、そばにある電話ボックスにはいらせてもらいました。あまりの豪雨なので、下の隙間からも水しぶきがはいってきます。

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無謀にも歩いて行ったり、植物園巡りに行かなくてよかったです。今回の旅の友の本は、読もうと思ってなかなか読めてなかった小説『SOSのさる』伊坂幸太郎です。電話ボックスの中で時々外を見たり、天気図を確認しながら読み續けていました。漫画『SARU』五十嵐大介と対になっているそうです。ようやくどちらも読みました。

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「あの時?」

「眞人が急に、『雁子さんたちは何のために歌っているんですか』と言ってきた時があったじゃねえか。」

「あったね。あれはどういうわけか、ちょっと喧嘩腰だったよね。」雁子さんはにっと笑い、お猪口に口をつけた。

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 その時の眞人君は「歌っていうのは自己満足ではないんですか?人を救うんですか?」質問とはいいがたい口調で言ったらしい。「そんなことで人が助けられるなら、簡単じゃないですか。いじめられている子供とか、殴られてる女の人を救ってあげてくださいよ。ほら、今、歌って」

 雁子さんと他のメンバーは顔を見合わせ、何と答えるべきか悩んだ。そして、ほどなく雁子さんは首を傾げ、夜空に目を向けた。「あのね、あの空のずっと向こう、宇宙のほうにね、あるんだよ。」

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「何がですか」眞人君が尋ねる。

「何かだよ。大事な石みたいなものだよ。目に見えない、石」

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「隕石じゃなくて?」

「それでもいいよ」雁子さんは歯を見せた。「で、私たちが歌をね、このメロディを発すると、あそこの石が、聴いている相手に落ちてくるわけ」

 眞人君は当然、「意味が分かりません」ときょとんとし、雁子さんは豪快に笑う。「わかんなくてもいいけど、とにかく、わたしたちは、聴いてる人に自分たちの歌を届けようとは思ってないわけ。ましてやメッセージを押し付けようとも思わないし、絵描きの絵とかも一緒じゃない?テーマとか意味とか質問するのに意味はないのよ。かといって伝えたいことがないわけじゃなくてね。隕石としか言いようがないけど。わたしたちの歌は、空からでっかい石を運んでくるわけ。聴いている人の胸にその隕石をぶつけるの。」

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 眞人君は、雁子さんから説明を受けても首を捻るだけだった。「歌が隕石を落とすって、どういう理屈なんですか」と言って、これからは雁子さんたちのことを星の星団と呼ぼう、と茶化した。

「隕石っていうのは、『遠くから降ってくる大事な感覚』のたとえだよ。」

「大事な感覚って何ですか。感覚とか気持ちっていうのは実態がないじゃないですか」---

 

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「でも、その、隕石を落とす、ってたとえはどういう意味なんですか?」

「二郎真君もわからないわけね。」

「わかりませんよ」

「音楽に限らずね、どんなものでもそうだよ。映画でも小説でも。絵画なんて最たるものだよ。ゴッホのひまわりを見て、『ゴッホはひまわりを描きたかったのだ』なんていったりしないでしょ。描くものは何でもいいのよ。」

「でも、隕石を落とすために描いたわけでもないとおもいますよ」

「いや、隕石だね」雁子さんはきっぱりと言い切り、「昔、フランスに旅行に行ったときに、イレーヌって子とあったんだけど」と続ける。「私たちの歌を聴いて、こういったんだ。『音楽は最初の一滴。それが波紋をつくる。波紋が波紋を生んでいく。やがて、大きな波となる。波は大気を揺らし、星を覆い』とね」

「詩ですね、それは」

「『そして、目に見えぬ、約束に届く。』って。なかなかいいだろ。まあ、歌なんでその通りで、目に見えない何かに繋がるためのものだよ。眞人君に話したら、興味あるのかないのか分からない顔で聞いてたけど。今度、二郎真君、眞人とそういう話もしてきてよ。」』 

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それで、後からライブを聞き終わったときに、この本のこの個所と繋がっているようだと思いました。時間が来て、バスに乗ります。降りる頃には雨は上がりました。宿に行きます。宿泊するところを探していた時、通常駅までの臨時送迎バスが出るようなのに、今回はなかなか情報が出ずに、徳島駅の近くに予約したかったのですが、予定が立てにくいのでバスに乗らなくても大丈夫な、会場の近くではないが、歩いていけないわけでもないという距離の宿に予約しなおすと、ようやくバスの情報が発表されていました。

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 近所のスーパーで商品を見ます。地元では売ってない商品などを見るのが面白いです。

歩いて、会場に行きます。ちらほら歩いている人に遭遇して、海辺の会場へ着きます。開演までには余裕があります。席はステージから離れていましたが、見やすい位置で、途中前方から中央付近に別に設置されたステージに移動して歌っていた時は随分近くに感じました。『万歳千唱』を観客も一緒に全体で歌っときには、良質なミュージカルの感動的なシーンのようで、聴いているだけではわからない違うものに変わるのだなと思いました。映画館でも見たけれど、この前テレビで放送された『ボヘミアンラプソディ』で会場全体が一緒に歌っているシーンも、この時のようなエネルギーが生まれていたのかなと思いました。ライブ後にサイン入りTシャツが当たった人に写真を撮らせてもらったりして、会場を後にします。大勢の人の流れのなか、歩いていると「ああ、早く帰ってベンベンしたい。」と語っている女の子がいて、バンドをしてるのかなと思ったけど、そういう気持ちになる演奏だったんだろうと思います。

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セットリスト

1.Anti Anti overture 2.tazuna 3.NEVER EVER ENDER 4.ギミギミック 5.カタルシスト 6.万歳千唱 7.IIU 8.そっけない 9.洗脳 10.PAPALAZZI 11.謎謎 12.I Novel 13.おしゃかしゃま 14.HOCUSPOCUS 15.ブレス 16.IKIJIBIKI 17.君と羊と青 18.いいんですか? 19.愛にできることはまだあるかい

アンコール

20.正解21.前前前世

2021/3/16~3/31

3/16 確認もサインも画面鳥曇り

3/17 冷え性のセールのカイロまとめ買い

3/18 茨の芽忘れてしまった花の色

3/19 駆け足でノート眺める春の夕

3/20 春の雨帰宅し安堵冷え残る

3/21 傘をさす山芍薬の白かな

3/22 春なかばコレステロール気にしつつ

3/23 花時の変異クラスターの報せ

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3/24 春の風邪払う対策今の時期

3/25 花の雲突っ込むような下り坂

3/26 行く春や記憶留める反復を

3/27 検診もディスタンス仕様山笑う

3/28 鉢植えのチューリップ移動雨宿り

3/29 昼下がりすいた道行くのどかなり

3/30 開けかけた窓を閉める霾ぐもり

3/31 ポンポンと桃色をおく里の山

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2021/3/1~3/15

3/1 浮かれ猫夜の固まる色をして

3/2 予定とは違う道行く春驟雨

3/3 知らんけど桃の日にある良い知らせ

3/4 マスクして遠足の列待つ電車

3/5 とれたての春菊の味やわらかい

3/6 四つ目のテストを終えて黄水仙

3/7 寒戻る水止めのままの御手洗

3/8 春の川小さい橋へよける道

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3/9   試し乗り電動自転車すみれ草

3/10 メッセージ入りクッキーと春の風

3/11 急ぎ足いつの間にか紫木蓮

3/12 春の大雨それぞれの方向へ

3/13 先送り課題ありつつ目借時

3/14 迷いつつ道を覚える春の昼

3/15 坂道をころがり下りる春浅し

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2021/2/15~2/28

2/15 更新にパソコンの本追いつけず

2/16 春の闇10年物の奈良漬けか

2/17 残る寒さ重症の猫雪が舞う

2/18 同室で眠る翌朝薄氷り

2/19 春や心やさしきアイコンタクト

2/20 身近な当たり前日一つ去る春夜

2/21 眠るように運ばれていく春の空

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2/22 春めくや今年の冬が温ければ

2/23 花杏歩いて気付かぬ地震あり

2/24 春愁気持ち占う虹の橋

2/25 蕨山おさまらぬ火事せまりくる

2/26 春の雨リストは長くなるばかり

2/27 春炬燵タイムマシンで前の箱

2/28 一角で思い思いに雪柳

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2021/2/1~2/14

2/1 行き掛けに狙ったような豪雨凍む

2/2 節分や今日まで張られる鬼の面

2/3 立春の引き続き開けたままの窓

2/4 日を浴びて地面となじむ花薺

2/5 アスファルト少し外れてホトケノザ

2/6 見通せる広い間隔冬野かな

2/7 剪定の花待つ枝に印つけ

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2/8   すべて咲く長持ちの花余寒かな

2/9   春浅し取り替える家電三個ほど

2/10 株の行方地殻変動春疾風

2/11 梅探るかつては犬の散歩道

2/12 旧暦の記載もあり旧正月

2/13 予測して覚悟して挑む春浅し

2/14 春の夢近未来的サバイバル

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2021/1/16~1/31

1/16 寒風にアロエの花のたくましく

1/17 悠々と船団組んで冬の雲

1/18 水仙の日々増えていく庭先

1/19 絞り出すひび薬今日やわらかに

1/20 大寒の水温予想ピーク越え

1/21 小春日や色を変えて軽くなる

1/22 ポイントがアイスに代わる冬の暮

1/23 PCの写真の確認冬の雨

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1/24 蝋梅の匂いのこもるドアの先

1/25 あきらめてそれでも眺め冬木の芽

1/26 冬麗ラッキーカラーあやかって

1/27 気になって行き来する駅冬の夕

1/28 伊予柑の出来を称え食す夜

1/29 商店街かすかに漂う六花

1/30 食べすぎのおやつ突く外の水入れ

1/31 切干も洗濯物も取り入れる

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2021/1/1~2021/1/15

1/1 元日に藪椿も咲き紅白

1/2 ストーブの火を消す後にアンコ餅

1/3 そぞろなれど目先の目標三ヶ日

1/4 ピンボケの黄葉を移す冬の空

1/5 開店の入り口見上げ注連飾り

1/6 一列に紅サンゴめく梅の枝

1/7 曲付きで北風小僧冬の空

1/8 水飲み場困惑の猫氷張る

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1/9   昼過ぎも融けぬ氷上落花かな

1/10 強風ともろい作りの凧

1/11 コロナの日々成人式の在り方

1/12 休み明け松葉の絨毯遊歩道

1/13 移動する大地のような群れすずめ

1/14 どの位置も恩恵受ける日向ぼこ

1/15 時せまりあぜ道白い霜の朝

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2020/12/16~12/31

12/16 C管を納める額を見る寒夜

12/17 部屋に貼るC管眺める冬の夜

12/18 冬の雲届きそうなクレーン車

12/19 建物の隙間ごとに冬の虹

12/20 双眼鏡大接近の星二つ

12/21 最接近800年ぶり木と土

12/22 冬の雲目の健康にとらわれて

12/23 自動連写不審な動き取れる冬

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12/24 縄跳びで飛び跳ね地球柔らかか

     イブの夜ずれた今待つテレビ前

12/25 封を切るそんなに前と思わずに14年前同日聖夜

     荒い画とコーラと聖菓DVD

12/26 冬うららラジオをつけて窓掃除

12/27 重ね着で組み直しする予定表

12/28 晴天や雲一つなき大掃除

12/29 冬枯れの川に集うサギと鴨

12/30 抹茶入りスポンジにする小晦日

12/31 今年初今日で最後の六花

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2020/12/1~12/15

12/1 目が覚めて吐く息白い12月

12/2 ストーブの火力弱めて湯を移す

12/3 冬枯野散歩に弾む黒い犬

12/4 校庭のスズメのおしゃべり小さい木

12/5 爬虫類のように動かぬ冬日

12/6 雪かぶるように満開初嵐

12/7 切り替わるように突然来る寒気

12/8 クリスマスデコ続く道おもちゃ箱

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12/9   鳥の群れ小春日和の散歩道

12/10 小春風街鳥の集う公園

12/11 冬日和くじ引きを引く運試し

12/12 入口の検温モニタ小六月

12/13 日暮まつイルミネーション流星群

12/14 貼り付けたカイロ直せる時を待つ

1215 突然の極寒棚にないカイロ

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2020/11/16~11/30

11/16 剪定の赤い木の葉の作る額

11/17 そよ風と落ち葉ベンチの人隠す

11/18 白鳥の心地よさげなお堀かな

11/19 カナリアと同じ色した銀杏かな

11/20 配給のような支援の流る冬

11/21 この柿はゴートゥー土産想定外

11/22 固い菓子机に向かう厚着せり

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11/23 冬耕のごと繰り返し課題せり

11/24 聞かされるおいしいりんご見分け方

11/25 あるうちに切り方調べる洋梨

11/26 冬の夕影絵になった停車駅

11/27 焼き芋や気がかり離れ無心なり

11/28 試験の日ハッシーに祈り行くマスク

11/29 ロープゆれビル磨く人大そうじ

11/30 湯に戻るカラカラになるみかん皮

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2020/11/1~11/15

11/1 秋深む弁財天と『テンペスト

11/2 秋の雨酸味になった甘酒と

11/3 ささやかな小さな鬼の子軒の下

11/4 大国の選挙のもつれ届く秋

11/5 後の月淡く透かす秋の空

11/6 確かめる紅葉の道万歩計

11/7 冬に入る固まる自分PCに

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11/8   会場のディスタンス仕様秋の声

11/9   重なった旧ソフト外す暮早し

11/10 柿の実のたわわに残る残照に

11/11 90°画面見る駅冬浅し

11/12 沈む日に抗うカラスビル超える

11/13 引越して開けぬデータ11月

11/14 宿毛から出された甘藷汗をかく

11/15 温泉に並ぶ産地別の柿

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