朧月夜と春の海

本の記録 学習ノート おもしろかった事 その他   

那覇 2014/11/2

 

 沖縄です。

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 ずっといってみたいと思っていた場所でしが、初めて来ることができました。 

ブームが解散してしまうので、最後の機会かもしれないと沖縄でのコンサートに行きます。ずっとファンだったのにほとんどコンサートにはいったことはないなと思い返します。

 

 行きの雲行きは怪しく、天気はどうかと雲の層を眺めます。

座席の前にあった雑誌をめくると目にした記事はどこかの国のお祭りで「しっかり楽しんで」と写真がのっていて、そういう気持ちでいようと決めます。

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 無事到着すると、さすがに暑く、薄着になりました。

ゆいレールに乗って宿の近くまで行きます。荷物を下ろしてから、ガイドブックに載っていたステーキ店へ。すでに行列ができていました。

行ってみたいところはあちこちあるのですが、移動も含めて3日なので、この日は市内を観光しながらコンサート会場へ向かいます。

 

バス乗り場の近くに、昔の海だった名残?の大きな岩がありました。

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 市役所の前辺りで、パレードが終わって戻ってきているらしい衣装をきた琉球美人に遇いました。

 

文化の日のある三連休の為、色々催しがされているのです。

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国際通りから市場本通り、壺屋やちむん通りを通り、那覇市民会館まで歩く予定です。

f:id:oborodukiyo22:20141102145412j:plain    国際通りでのパレードは終わっていましたが、知事選挙前で、選挙活動で喜納昌吉候補が歌を歌う時間に通りかかり聞くことができました。もらったチラシでは、住んでいる県での知事選挙ではみたことがないような公約が書かれていました。辺野古の問題についてもありました。

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賑やかな通りをおみやげ物屋さんを覗きながら歩いていきます。この頃は塩ちんすこうをよく見かけました。

 

市場の通りではサトウキビジュースを飲んでみたり、大勢の人です。しばらく行くと人が集まっていて沖縄の民謡が歌われるようでした。f:id:oborodukiyo22:20141102160143j:plain

 演奏中に近くにいたおばあ(朝ドラの「ちゅらさん」の影響からそう呼びたい感じの)が踊り出して、そういう演出かと思っていたら、出演者ではなかったそうで、自然に馴染みのある曲に踊りはじめたのでした。

 

 こちらも別の知事の候補者を支援していたようで話が出たのですが、もしかしたら歌の上手さも沖縄の知事選挙には必要なのかもしれないと思ったのでした。

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 ポスターが張ってあり、商店街のあちこちにある場所での演奏情報が乗っていました。

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 市場で魚を食べて見たかったのですが、時間の都合で変更します。

 ゆるキャラなのか着ぐるみの猫に子供が集まっていました。

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 勘をたよりに歩いていくと別の演奏場につきました。

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 予定表です。

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 こちらではまた違う感じの沖縄の曲?が演奏されていました。

  

しばらくすると壺屋やちむん通りに出ました。

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 お祭りの期間だったらしく焼き物博物館が無料解放されています。 

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 とても小さな人形用のような御酒の器のセットが展示されていました。

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 エレベーター側の通路に大きなシーサーが置かれています。

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 通りを歩きながら焼き物のお店を覗きます。お茶碗を買いました。博物館で見かけた小さいお猪口セットも売られていて今でも使われているのを知りました。

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 とてもかわいいシーサーがありました。迷って買わなかったのですが、他の場所でみることもなかったので買っておけばよかったです。

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  通りを進みます。並んでいる建物は昔ながらの感じのする屋根です。

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 水場と大きな木があります。右に折れて会場へ向かいます。

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  「東(アガリ)ヌカー」東の水場。拝所であり、古い井戸のようです。

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 手押しポンプがあります。

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 公園があり、普段見かけない木が並んでいました。那覇市民会館に到着です。

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 写真を撮ります。光のいたずらか、何度か撮り直します。

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 歌を聞きながら歩いていき、その続きの最後の会場に着いたようでした。

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 コンサートでは、知っている曲も多く、沖縄にある店のCMソングもつくっているらしく、その歌を歌い始めると笑いがおこりました。

太鼓の演奏のある曲「シンカヌチャー」もすごかったです。

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 私は説明のつかない不思議な時間にいて、十代の頃の記憶はあるけれど、ある時期からすっぽり抜けているような、そこからようやく出てきた浦島太郎の様なところがあるので、ライブを観ながら、まだまだようやくこれからのバンドで、これから沢山聞きにこれたらいいのにとおもわれました。まわりでは泣いているような感じの女の人もいました。でも、いまでも私のなかではなにも変わらずブームとして存在しているようです。

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帰りは、ぞろぞろと帰る人達に駅までついていき、ゆいレールで宿まで戻りました。眺めが良いです。

 

 

2016/6/18~6/19

6/18 コーヒーの幟目に付く梅雨晴れ間

6/19 アメンボが影なく滑り畔に寄る

6/20 梅雨なのか朝夜豪雨昼は止む

6/21 雨上がり飛行機雲が滲む夏至

6/22 ネット詐欺検索出て来ぬ早苗月

6/23 増水の川の向こうに夏の山

6/24 明かり消し土砂降りの音に耳澄ます

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2016/6/4~6/10

6/4  梅雨入りの合図のようになく蛙

6/5  夏野菜観察してみる葉の区別

6/6  昨日見た守宮張り付く夜の窓

6/7  蚊帳を吊る今日から少し違う気分

6/8  ゆっくりと飛ぶ昔よく見た蛾飛ぶ

6/9  梅漬ける準備が並ぶ店の先

6/10   梅雨の晴れ間着替えて解放感

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2015/5/28~6/3

5/28 卯の花腐し歩く約一万歩

5/29 植え替えの紫陽花に降る午後の雨

5/30 資料館旅先折鶴見れるかと

    予定組み直す地図を広げて

5/31 冷え性の冷房対策着膨れる

6/1  田水張るステンドグラスのような道

6/2  手毬花水がほしいと訴える

6/3  去ぬ燕軒下見上げる空巣箱

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2016/5/21~5/27

5/21 入れ替わりどくだみの花一面に

5/22 桑の実を通りすがりに探す鉢

5/23 衣更痩せる本挿む過去記録

5/24 呼ぶ声はクジャクサボテン咲く知らせ

5/25 雨上がり木星のある夏の星

5/26 アマリリス夕暮目を引く帰り道

5/27 生垣のカバーのようなツツジかな

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2016/5/14~5/20

5/14 自転車で薄着で過ぎる薄暑かな

5/15 風薫る猫がそろって毛繕い

5/16 途中から占いも当たる五月雨

5/17 ささくれが猫の迎えで丸くなる 

5/18 気の早い旅の予約早苗月

5/19 朧月さざ波夕雲その先に

5/20 金宝樹突然気づく聖五月

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2016/5/7~5/13

5/7      店先の明日の為のカーネーション

5/8      思いがけず前日届く夏めく荷

5/9   予告から涙を誘うアニメかな

5/10 大雨にそれでも届けに行く五月

5/11 走馬灯重なる時間にDVD

5/12 玉サボテン一回り大きい空の下

5/13 新緑が光を弾く昼下がり 

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2016/4/30~5/6

4/30  川沿いの木々日々緑増して行く

5/1 衣更ヨガのポーズで一休み

5/2 ブルースター咲いて日向に並ぶかな 

5/3 三十三回忌集まる夏始

5/4 むきたての空豆沈む気も昇れ

5/5 柏餅今日中食べたい寝る前に

5/6 帰宅中手前で後輪故障する 

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2016/4/23~4/29

4/23 ツツジ咲き誕生日近い景色かな

4/24 スズランはメルヘン誘う庭のすみ

4/25 インク切れ補充し粘る春夜かな

4/26 夏近し内容証明出しに行く

4/27 ライラック寄り道見かけ雑誌買う

4/28 引越しの準備見かける連休前

4/29 窓開けてミニ鯉のぼり見つける朝

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2016/4/16~4/22

4/16 携帯の地震速報夜半の春

4/17 苧環の花洗面所脇の暦も

4/18 タラの芽の天ぷら出来たてフライパン

4/19 ネット詐欺対策調べる四月かな

4/20 肩こりにプールで泳ぐ春の暮

4/21 耳澄ます近くに潜む初蛙

4/22 満月が遠くに見える穀雨かな

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2016/4/9~4/15

4/9  蟷螂の卵ある枝木蔭置く

4/10 植替えの牡丹小振りの花咲かす

4/11 花冷えや背中のコリも積んでいく

4/12 食卓に筍料理進む時

4/13 咳をして結核ニュース思い出す

4/14 晴れの間にケムシ退治の補助をする

4/15 地震知る熱で早寝の翌朝に

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2016/4/2~4/8

4/2 春炬燵居眠り起きてテレビ見る

4/3 のどかさにようやくカメラ準備する

4/4 建物の上から眺める花の雲

4/5 山芍薬しまい忘れのぼんぼりか

4/6 帰宅してウイルス対策春の夜

4/7 飛んできた桜張り付く濡れた路地

4/8 目の前を燕横切り隠れ家に

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2016/3/26~4/1

3/26 増加してブーケのように咲くすみれ

3/27 イースター音の響きで懐かしむ

3/28 袴とる昨日のつくし弁当に

3/29 一本の橋から眺める初桜

3/30 西日浴び道確認のお遍路さん

3/31 春雨や追うように続く花の道

4/1  チューリップ春の合図のような色

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『よくわかる現代魔法〈1〉new edition 』

2008/4/25 著者 桜坂洋  集英社スーパーダッシュ文庫

 

「自分を変えたい!ドジでお子さま体型のこよみは、現代に生き残る魔法使い美鎖からPCを使った魔法を学ぶことに。でも、こよみの魔法は変に発動してしまい…異世界の魔物まであらわれた!?その頃、ネットワーク型大規模魔術により各地で異変がおき始める。天才魔法少女・弓子や理系委員長の嘉穂も巻き込んで、こよみの大活躍がはじまる!桜坂洋が満を持してデビュー作を大改稿。」

 

 作り話のふりをした、本当の話が盛り込まれた物語のように思いました。

 「体内の筋肉組織でコードを組むということは、筋肉組織を制御して微弱な電流を流すということだ。立て続けにコードを組み筋肉組織を酷使すれば、指先や鼻や口の中、脆い毛細血管が次々に切れていく。魔法は、呪文ひとつでなんでもかなえてくれる不思議の技ではない。」なるほどねえ。そうだなあとつくづく思えた箇所です。どうして作者はそんなことを知っているんだろう。おもしろかったです。